俳優の中村俊介が、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『隕石家族』(毎週土曜23:40~)で、初めてのBLシーンを演じる心境を語った。

  • 『隕石家族』に出演する中村俊介=東海テレビ提供

巨大隕石の接近まであと半年の運命にある門倉家の5人が、次々と自分の正直な想いを“爆発”させる同ドラマ。前回の放送では和彦(天野ひろゆき)が、自身の趣味仲間であり、妻・久美子(羽田美智子)の恋人でもある片瀬(中村)に告白した。

俳優歴23年の中村だが、同性から告白される役は初めてだそう。「最近はボーイズラブ的な作品も増えてきたけど、僕自身は演じた経験はないので。撮影では、パノラマさん役の天野さんと“鎌倉デート”に行きましたよ。と言っても片瀬的にはデートと思っていないんですけどね(笑)。普段なかなか観光なんてできないですし、天野さんと江ノ電にも乗れて楽しかったです」と振り返る。

また、第4話の放送にあった“海辺での告白シーン”について、「天野さんは完全に恋している目をされていて、撮影で天野さんの潤んだ瞳を見た時『本当に僕のことが好きなんじゃないかな』って思っちゃうくらいでした(笑)。瞳をウルウルさせて、役として本当に片瀬を好きになってくれていて『天野さん、さすがだなぁ』と思う瞬間でした」と感心した。

さらに、「告白されている片瀬としては色んな気持ちが混ざっていますね。『なんかかわいいな』っていうのもあるし、『好いてくれればうれしいな』っていうのもあるし、逆に言うと『なんでやねん!』っていうのもあるし(笑)。このドラマ自体が他と一線を画すドラマなので色んなことが起こります。隕石の接近まで半年となったら『自分は本当に何をしたいのか』を問いはじめて『実は俺…』『実は私…』みたいな想いが湧き起こってくるんでしょうね」と想像していた。