お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が7日深夜、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)に生出演。相方の矢部浩之も2週連続で登場し、コンビの関係性について語った。
岡村は4月23日放送の同番組で、新型コロナウイルスの影響で収入が減少して生活に苦しむ女性が、終息後に短期的に風俗業に携わる可能性があると発言し、「女性蔑視」「性的搾取」など批判の声が続出。30日の同番組で謝罪し、相方の矢部浩之も登場して公開説教した。
そしてこの日、岡村は「先週、相方が来てくれて、自分が気付かなかった点、ダメなところ、指摘してくれました。生き方を変えなさいと言われました。ここは自分が変わること、考え方とか人との関わり方もそうです。特に女性の方々に対する向き合い方、考え方を変えていかないといけないなと思いました」と心境を明かし、「今すぐ、すべて全部いっぺんにというわけにはいかないかもしれませんが、一生懸命やらせていただきたいと思っています」と変わっていくと誓った。
その後、矢部が登場し、「今回の件で不快に思われた方々、本当に申し訳ございません」などと謝罪。岡村も改めて謝罪し、「相方にまで謝罪させてしまっているのは申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、来てくれるだけでありがたいなと思っています」と矢部に感謝した。
矢部は先週、コンビの関係について「あんまりいい感じじゃない」と明かしていたが、リスナーから真相を問われると、「自分はそう思っていた。たぶん相方も思っているやろなって」と告白。一方、岡村は「ぶっちゃけた気持ちで言うと、不仲やとは思ってなくて、話し合いは全くしなくなってしまったというか、そういう意味合いはすごくあったと思う」と、不仲という認識はないが、話し合う関係ではなくなっていたと話した。
矢部が「誰か挟んでね」と言うと、岡村は「そういう関係性がよくなかったと思う。相方どう言うてんやろ、俺はこう思うで、っていうのを直接やりとりできればよかったのに、誰かを通してしかできなくなっていたのは、それを相方は不仲やと思っていたと思うし、俺は、コンビってそういうスタイルもあるんやろうなっていうくらいの気持ちにしか思っていなかった」と語った。
岡村はまた、「先週言われたことでもあったけど、逃げ癖がある。こっちが直接言うて、嫌な思いや不快な思いして、仕事に支障をきたすようなことがあったら嫌やと思ったし、ましてや、長いことコンビでやってきたから、そんな言わなくてもいいやろと思って逃げてきた、避けてきたっていう部分はあると思う」と告白。
マネージャーを通してのやりとりになっていたそうで、矢部は「マネージャーかわいそうやから自分で言ったらええのになとか、楽屋一緒の時やから、たぶん何十年も前から思ってた」と疑問を感じるも、岡村は「そういう風にやってる意識も正直なかった」と何も感じていなかったという。矢部は「マネジャーもやってくれるし、まあええのかって流した俺もおるのよ」と話した。
長い間、向き合ってこなかったという2人だが、先週の放送終了後に岡村が矢部に電話し、関係修復に向けて一歩を踏み出したようだ。岡村は「ほんまに10年ぶりくらいやと思うんですけど、相方としっかりしゃべらしてもらって、『今までみたいなことじゃなくて、ちゃんと面と向かって話できるようになりたい』って僕から連絡させてもらって、相方も『うん、わかった』って言ってくれて」と説明。矢部が「短い電話やったけど、『ありがとう』何回言うねんって」と岡村が感謝の言葉を繰り返していたことを明かすと、岡村は「すごく感謝もしてるし、それはちゃんと伝えないとって思ったからね」と語った。