JR東海、JR西日本、JR西日本は7日、新型コロナウイルス感染症にともなう緊急事態宣言が延長されたことと、現在の利用状況を踏まえ、5月11日以降の東海道・山陽・九州新幹線の運転計画を見直すと発表した。
東海道新幹線は4月24日以降、臨時列車の運転を取りやめ、定期列車の運転を継続してきたが、5月11日からは一部の定期列車も運転を取りやめる。「のぞみ」の運転本数も見直し、当面は1時間あたり3本程度の運転に。山陽新幹線に直通する「のぞみ」は1時間あたり1~2本程度の運転となる。「ひかり」「こだま」は引き続きすべての定期列車を運転し、1時間あたりの本数は「ひかり」2本、「こだま」2~3本となる。
山陽新幹線では、東海道新幹線から直通する「のぞみ」を1時間あたり1~2本程度、九州新幹線へ直通する「みずほ」「さくら」を1時間あたり1本程度運転。山陽新幹線内の「ひかり」「こだま」はすべての定期列車を運転する。
九州新幹線では、山陽新幹線から直通する「みずほ」「さくら」を1時間あたり1本程度の運転とするほか、運転間隔や停車駅の調整のため、定期列車を運休し、臨時列車を設定する。「つばめ」の一部列車も運転区間の変更や運休などが生じる。
各社とも今回発表した運転計画の継続期間を「当面の間」としており、今後の社会情勢・利用状況等により、運転計画を変更する場合があると説明している。