トライブメディアはこのほど、借金経験者を対象とした借金に関するアンケート調査の結果を発表した。調査時期は2020年3月、有効回答は300人。
借金したきっかけ、1位「生活苦」
はじめて借金をした時のきっかけを聞くと、「生活費の不足、生活苦」が21.7%で最多。次いで「ショッピング」が12.3%、「ギャンブル以外の遊興費」が10.7%、「株、不動産等の投資」が10.0%となった。
同調査では生活苦による借金が最も多かったことについて、「近年は大規模なリストラやボーナスカットが行われています。おそらくその影響によって生活が苦しくなって、借金しているのでしょう」と推測している。
自身の借金を家族や知人は知っていたかとの問いには、過半数の62%が「知っていた」と回答。一方、「知らせようと思わなかった」は32%、「知らせようと思ったができなかった」は6%となった。
借金について、専門家(弁護士、支援機関等)に相談したか聞くと、77%が「相談しなかったし検討もしていない」と回答。それに対し、12.7%は返済が困難になって専門家に「相談した」ほか、10.3%は「相談しなかったが検討したことがある」ことがわかった。
債務整理について調べたところ、自己破産の経験がある人は4.7%。また、「したことはないが現在考えている」は4.3%、「したことはないが考えたことがある」は8.7%で、自己破産を検討中の人も含めると17.7%に上った。
一方、「自己破産の意味を知らない」という人も3.3%おり、同調査では「知識を持たずに安易に借金をしている人がいることは、非常に危険です。借金する際は、必ず債務整理などについて勉強しておきましょう」と注意している。