米Microsoftは5月6日 (現地時間)、タブレットモードを含む4つのスタイルで使用できるノートPC「Surface Book」の新世代モデル「Surface Book 3」を発表した。デザインに大きな変更はないが、Surface Book最大のポイントであるパフォーマンスを引き上げる強化が行われた。価格は209,880円から。日本のリリース日は6月5日となっている。
Surface Bookはディスプレイ部分がPC本体になっており、ディスプレイ部分を取り外してタブレットとして使用可能。Core i7搭載モデルはキーボード部分にGPUを内蔵しており、接続したノートPC状態でより強力なグラフィックスを使用できる。また、ディスプレイ部分を反対向きにしてキーボード部分に装着すると、接続状態のままキーボード部分をディスプレイの背面に折り畳んでSurfaceペンを使うといったことが可能だ。
Surface Book 3には13.5インチと15インチがあり、どちらもIntelの第10世代Core プロセッサーを搭載する。Core i7搭載モデルはキーボードベースのGPUにNVIDIA GeForce GTX 1650 (13.5インチ)、またはNVIDIA GeForce GTX 1660 Ti (15インチ)を搭載。NVIDIA Quadro RTX 3000を選択できるビジネス向けのオプションも用意されている。メモリーは最大32GBの3733Mhz LPDDR4xを選択可能。ストレージはPCIe SSDがM.2 2280に高速化されており、発表時点で日本では選べないが、米国では2TBのPCIe SSDストレージを選択できる。
電源アダプターも強化点の1つになっており、15インチには127W Surface 電源アダプタが付属する。第2世代モデルの102Wの電源アダプターでは大きな負荷がかかる作業で十分な給電を得られないという声が一部のユーザーから上がっていた。
Surface Book 13.5インチ
- CPU:Core i5-1035G7、Core i7-1065G7
- GPU:Intel Iris Plus (i5)、GeForce GTX 1650 (i7のキーボードベース)
- メモリー:8GB、16GB、32GB 3733Mhz LPDDR4x
- ストレージ:256GB、512GB、1TB PCIe SSD
- ディスプレイ:13.5インチPixelSense (3000×2000、267PPI)
- カメラ:Windows Hello顔認証カメラ、500万画素フロントカメラ (1080p HDビデオ対応)、800万画素オートフォーカス対応リアカメラ (1080p HDビデオ対応)
- 外部端子:USB Type-Ax2、USB Type-Cx1、3.5ミリヘッドフォンジャック、Surface Connect×2、SDXCカードリーダー
- Surface電源アダプター:65W (i5)、102W (i7)
- サイズ:312×232×13~23mm
- 重量:1534g (i5)、1642g (i7)
Surface Book 15インチ
- CPU:Core i7-1065G7
- GPU:GeForce GTX 1660 Ti (キーボードベース)
- メモリー:16GB、32GB 3733Mhz LPDDR4x
- ストレージ:256GB、512GB、1TB PCIe SSD (米国では2TB PCIe SSDも用意)
- ディスプレイ:15インチPixelSense (3240×2160、260PPI)
- カメラ:Windows Hello顔認証カメラ、500万画素フロントカメラ (1080p HDビデオ対応)、800万画素オートフォーカス対応リアカメラ (1080p HDビデオ対応)
- 外部端子:USB Type-Ax2、USB Type-Cx1、3.5ミリヘッドフォンジャック、Surface Connect×2、SDXCカードリーダー
- Surface電源アダプター:127W
- サイズ:343×251×15~23mm
- 重量:1905g
ワイヤレスはWi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0。バッテリー動作時間 (キーボードベース接続状態)は、13.5インチが最大15.5時間、15インチが同17.5時間。