俳優の坂上忍が4日、フジテレビ系情報番組『バイキング』(毎週月~金11:55~13:50)に生出演。お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史の不適切発言について言及した。
坂上は「これだけ新型コロナウイルスでいろいろ苦しんでいる方がいる中での発言ですから、僕もちょっと驚きました」とコメント。「昔ならばラジオはテレビよりも踏み込んだことが言えるとかそういう良さがあったみたいですけど、今はラジオだとはいえネットで全部拾い上げられますから、そこらへんはわかってないはずがないと思いますけど」と話した。
また、「この発言に関しては、びっくりしちゃって擁護のしようはないなとは思うんですけど、こういうときに批判する人もいれば擁護する人もいる。擁護する人の中で、『社会性を芸人に問われても』とか『社会性がないからこの職業を選んだんじゃないですか』という言葉で擁護される方がいるんですけど、昭和でもないし、もはや令和でその理屈がどこまで通用するのかというのは、甚だ疑問です」と擁護のコメントで疑問に感じた点を挙げた坂上。
「何より芸人さん自体が社会性のあるお仕事にどんどん進出している中で、その理屈は通りようがない。そもそもそういう言葉を用いて擁護している方って社会性がある方がほぼですからね」と続け、「ですから、悪いことをやったら謝って反省して、それをスポンサーさん、テレビ局、視聴者の方々がどう判断されるかがすべてだと僕は思います」と語った。
岡村は4月23日放送のニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)で、新型コロナウイルスの影響で収入が減少して生活に苦しむ女性が、終息後に短期的に風俗業に携わる可能性があると発言。これに対し、「女性蔑視」「性的搾取」など批判の声が上がり、30日の同番組で謝罪した。