お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が、2日に放送されたラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ/毎週土曜9:00~13:00)で、無観客状態での漫才について語った。
新型コロナウイルスの影響でライブ開催などができないなか、YouTubeチャンネルに動画を投稿する芸人の話題に。土屋伸之は「いろいろ、みんなYouTubeやりながら、迷走して試してるっていうところだよね。本当に今、舞台もないし、飲み会もないし」と語った。
そして土屋は「塙さんも変なドラマ始めたし」と、塙が自身のYouTubeチャンネルで、テレビ朝日系ドラマ『M 愛すべき人がいて』のパロディ動画を投稿したことに言及。
これに対して、塙は「映像でしかできないものもあるじゃない。あれは、『なんだこれ』っていうコメントで、お客さんとの顔が見えるからいい」としつつも、「難しいのがさ、漫才をYouTubeで無観客でやるってなっちゃうと…。それを見て、面白いと思うのかなっていうのもあるし」と述べた。
さらに「YouTubeで初めて漫才とか落語を見た人もいると思うのよ。だけどそれって、お客さんがいる状態で、俺たちだったらネタ番組でウケてて、お客さんの笑い顔があったうえでの作品なわけじゃない」と指摘し、「それが無観客で、いきなり『どうも~』って漫才やって、面白いと思わないし」と語った。
土屋が「すべって見えるしね。観客いなかったら、笑い声がないから」と同意すると、「それはね、やらない方がいいと思うな。YouTubeにネタをあげる人の気持ちは分からないでもないけど」と塙。
さらに塙が「俺たちだったら、それで逆にすごい面白いとなっちゃったら、(演芸場の)東洋館に誰も来なくなっちゃうし」と言うと、土屋も「生で見てこそ、というのがなくなっちゃうからね」と話していた。