Raspberry Piは、約1,230万画素のイメージセンサーを搭載したRaspberry Pi向けカメラモジュール「High Quality Camera」を発表した。レンズは付属せず、価格は50米ドル。
同製品はレンズ交換が可能なRaspberry Pi用カメラモジュール。イメージセンサーに1/2.3インチのソニー製「IMX477」を搭載する。レンズマウントはCマウントとCSマウントに対応し、バックフォーカスが調整できるレンズを使用可能。
発表の中でRaspberry Pi財団は、Raspberry Piとカメラとの親和性について説明。望遠鏡に取り付けて月を撮影したり、ドローンに取り付けて植物の成長を観察するのに使われてきたという。2016年に発売されたソニー製イメージセンサー「IMX219」搭載の「Camera Module V2」は、累計販売数を170万個まで伸ばす大ヒットを記録したとのこと。
しかしCamera Module V2ではセンサーサイズが小さく、レンズを交換して撮影することができない。そこで今回発表されたHigh Quality Cameraではセンサーを大型化し、レンズ交換に対応したという。
モジュールにレンズは付属しないが、専用カメラレンズとしてCSマウントの6mm広角レンズが25米ドル、Cマウントの16mm望遠レンズが50米ドルでラインナップされる。High Quality CameraはRaspberry Pi Model B以降のほぼ全てに対応する。