無人AI決済店舗の開発を進める企業「TOUCH TO GO」は、JR山手線・京浜東北線の新駅、高輪ゲートウェイ駅構内の無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」が開業1カ月を迎えたことを受け、認識成功率90%超を達成し、安定稼働していると発表した。
「TOUCH TO GO」はウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラなどの情報から入店した利用者と手に取った商品をリアルタイムに認識し、決済エリアに利用者が立つとタッチパネルに商品と購入金額を表示する。利用者は商品を手に、出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いをするだけで買い物が行える。
開業後、多くの買い物客から集めたデータをもとに改良を重ねており、認識成功率90%超を達成するなど安定稼働しているという。加えて、非対面・無人決済によって買い物中の人との接触を極力減らすことができるため、昨今の新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染対策にも効果的と説明する。
「TOUCH TO GO」では、無人AI決済システムを人材不足に悩む小売り店や飲食店向けの省人化のソリューションとして提供している。今後、数人程度の人件費相当で利用可能な月額サブスクリプションのサービスとして、このソリューションを展開していく計画だという。
「TOUCH TO GO」第1号店は高輪ゲートウェイ駅の2階改札内にあり、約60平方メートルの店舗面積で開業。取扱商品は弁当・総菜・菓子・飲料など約600種類、営業時間は7~21時。今後は交通系ICカードによる決済に加え、クレジットカードやその他の電子マネーなどによる決済も順次対応予定としている。