歌手の安斉かれんと俳優の三浦翔平がW主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『M 愛すべき人がいて』(毎週土曜23:15~)。きょう2日に放送される第3話は、アユを中心に渦巻く「嫉妬」に注目だ。
レコード会社「A VICTORY」のプロデューサー・マサ(三浦)は、“ダイヤの原石”としての可能性を見出したアユ(安斉)を、ソロ歌手としてデビューさせようとしていた。ところが、マサを目の敵にする社長の大浜(高嶋政伸)は、アユを、マサの部下・流川翔(白濱亜嵐)が手掛けるガールズグループの一員としてデビューさせることを強引に決定してしまう。
やり切れない思いのまま、グループデビューの話をアユに伝えるマサ。一度は納得したふりをしたアユだったが、「マサさんには嘘をつきたくない」との思いから、「アユはグループでデビューするなら歌手になるのを辞めます」とマサに訴えた。
その言葉で迷いを振り切ったマサは、A VICTORYの経営会議にアユを呼ぶ。大浜をはじめとした経営陣を前にしてもアユは、「私は一緒にやっていく誰かの夢と自分の夢のサイズを合わせることはできない」と一歩も引かない。
経営陣から罵声が飛び交う中、マサは、アユをデビュー1年以内でアルバム100万枚を売り上げる歌手にすると宣言。もしも達成できなかったら、会社を辞め、アユを売るためにかかった費用を全額自己負担するとまで言い切った。
そしてマサは、アユが放つ言葉に不思議な魅力があることに気づき、デビュー曲の歌詞を書くように指示する。初めての作詞に悪戦苦闘するアユ。そんな中、地元・福岡で療養していた祖母の容態が急変したとの連絡が入るのだが…。
こうした経緯もあって、一層深まるアユとマサの絆。次第に周囲は、2人が男女の仲にあるのではないかと疑い始める。とりわけ、マサの秘書・姫野礼香(田中みな実)の動揺は激しい。
以前からアユのことを快く思っていなかった姫野だが、マサが人生を賭けた決断をしたことで嫉妬心が加速。「困ったなぁ~。あなたが売れなきゃマサの人生狂っちゃうな~」と、アユに対して、感情むき出しで詰め寄る。
また、流川がプロデュ―スするガールズグループの一員で、アユの旧友・玉木理沙(久保田紗友)も、スターダムに駆け上がろうとするアユに憎悪をむき出しにして、かつての友情がウソのように、ひどい嫌がらせを働く。第3話はこうしたアユを中心に渦巻く「嫉妬」にも、注目していただきたい。
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