外出自粛が続く中、おうちで過ごす時間にママも子どもたちも飽きてきていませんか? 毎日のご飯作りに疲れてきた人も多いはず。子どもと料理をしてみたいけど少し心配。そこで包丁を使わず簡単に作れるレシピや冷凍して使えるレシピを、日本キャラベニスト協会のキャラ弁マスターで3児の母である刑部菜穂子さんに紹介してもらいました。

  • 子どもたちも楽しいおうちで簡単レシピを紹介

    子どもたちも楽しいおうちで簡単レシピを紹介

こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。

休校期間も長期化し、毎日の食事作りに苦労していらっしゃる方も多いことと思います。私もその一人です。

毎日「今日のご飯はどうしよう」と、四苦八苦しながら朝昼夕の食事作りで、ずっとキッチンに立っている……気がします。

栄養バランスを考えて作ってくださっている給食のありがたみを、日々実感中です。

【子どもと一緒にご飯を作ろう】

食事作りのことばかり考えていられないけどやるしかない!!

一日3食、家族分の食事作りを頑張ると覚悟を決めたものの自分ひとりで頑張るのがしんどくなり、子どもたちも待っている間はヒマで、外遊びもままならない状況の今。テレビを見るか、ゲームをするか、それしかなくなってしまっているようで……。

お互い、これではストレスが溜まってしまいますよね。そこでもう……もう思い切って、子どもたちを頼り、食事作りを手伝ってもらうことにしました。

〈お手伝いをしてもらう前に〉
調理前は泡立てたせっけんでよく手を洗いましょう。手のひらだけでなく、甲や指先爪先、指の間も念入りに洗ってください。流水でよく洗い流し、清潔なタオルやキッチンペーパーで手に残った水分をしっかりふきとってから調理に入りましょう。

はじめに包丁いらずなメインご飯をご紹介します。

カラフル豆腐ハンバーグ

  • カラフル豆腐ハンバーグ

    カラフル豆腐ハンバーグ

【材料】5~6人分
絹ごし豆腐 1丁
パン粉 1カップ
合いびき肉 600g
ミックスベジタブル(解凍したもの) 200g
卵 1個
顆粒コンソメ 小さじ2
塩こしょう 少々
サラダ油 少々

【作り方】

(1) 絹ごし豆腐(※水切り不要)をボウルに入れ、泡だて器でなめらかになるまで混ぜる。

  • 絹ごし豆腐をボールに入れ、泡だて器でなめらかになるまで混ぜる

    絹ごし豆腐をボウルに入れ、泡だて器でなめらかになるまで混ぜる

(2)(1)にパン粉を入れ、水分を吸わせる。

(3) 5分ほどおいたら、合いびき肉、卵、顆粒コンソメ、塩こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる。

  • 合いびき肉、卵、顆粒コンソメ、塩こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる

    合いびき肉、卵、顆粒コンソメ、塩こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜる

(4) ミックスベジタブルを入れて混ぜる。

(6) 小判型に形を整える。

  • 小判型に形を整える

    小判型に形を整える

(6)熱したフライパンにサラダ油を入れ、両面焼き色をつける。

(7) フライパンに水を1/2カップほど入れ、蓋をして蒸し焼きにし、中まで火が通ったら出来上がり。

  • ご飯と一緒にワンプレートで盛り付けると洗い物も減ります!

    ご飯と一緒にワンプレートで盛り付けると洗い物も減ります!

お好みのソースをかけてお召し上がりください。

この時のコーンスープは、鍋にコーンクリーム缶を入れ、牛乳で伸ばして火にかけ、温まったら、塩こしょうで味を調えただけの簡単スープです。

サーモンのホイル焼き

  • サーモンのホイル焼き

    サーモンのホイル焼き

【材料】6人分
サーモン 6切れ
しめじ 1パック
キャベツ 3~4枚
ミニトマト 18個(一人3個)
バター 約30g(一人5g)
塩こしょう 少々

【作り方】

(1) キャベツは食べやすい大きさに手でちぎる。しめじは石づきをカットしてほぐす。ミニトマトは竹串で5~6カ所刺す。

  • キャベツを食べやすい大きさに手でちぎる

    キャベツを食べやすい大きさに手でちぎる

  • しめじは石づきをカットしてほぐす

    しめじは石づきをカットしてほぐす

  • ミニトマトは竹串で5~6カ所刺す

    ミニトマトは竹串で5~6カ所刺す

(2)縦長にカットしたアルミホイルの手前に、キャベツ、しめじ、サーモン、トマト、バターを乗せて塩こしょうする。

  • 縦長にカットしたアルミホイルの手前に、キャベツ、しめじ、サーモン、トマト、バターを乗せて塩こしょうする

    縦長にカットしたアルミホイルの手前に、キャベツ、しめじ、サーモン、トマト、バターを乗せて塩こしょうする

(3)折りたたんでフチを閉じる。

  • アルミホイルを折りたたんでフチを閉じる

    アルミホイルを折りたたんでフチを閉じる

(4)フライパンに水を1㎝はり(3)を並べて蓋をし、中火で15分ほど加熱したら出来上がり。

  • サーモンのホイル焼きの完成!

    サーモンのホイル焼きの完成!

お好みでポン酢をかけてお召し上がりください。

サブメニューのまるごと玉ねぎスープは、皮をむいた玉ねぎに十字に切り込みを入れて電子レンジで加熱。コンソメスープに入れて煮たたせ、塩こしょうで味を調えたものです。

  • 皮をむいた玉ねぎに十字に切り込みを入れる(ここは保護者が担当します)

    皮をむいた玉ねぎに十字に切り込みを入れる(ここは保護者が担当します)

  • 電子レンジで加熱して柔らかくしたら、コンソメスープで煮込む

    電子レンジで加熱して柔らかくしたら、コンソメスープで煮込む

セルフおにぎりランチ

おにぎり作りは自分の食べたい量、具材を考えて握ることもでき楽しいようです。

  • 具材を選んだり、好きな形に握ったり子どもたちも楽しいおにぎり作り

    具材を選んだり、好きな形に握ったり子どもたちも楽しいおにぎり作り

野菜を炒める作業を手伝ってもらう、ただそれだけのことでも子どもたちは自分の役割を感じ、喜んでくれているように思いました。

  • 野菜炒め係をお願いすると張り切って手伝ってくれました

    野菜炒め係をお願いすると張り切って手伝ってくれました

子どもとのご飯は、ワンプレートに盛り付けることが多いです。洗い物は極力少なく!! 子どもたちも細々した食器を何枚も片付けるより、流しに運ぶお手伝いがしやすいようです。

【作りおきと半調理で時短ご飯】

子どもたちが大好きなのでミートソーススパゲッティをよく作ります。

  • トマト嫌いでもミートソーススパゲッティが好きなお子さんは多いのでは?

    トマト嫌いでもミートソーススパゲッティが好きなお子さんは多いのでは?

ソースは多めに作り冷凍保存。

  • 事前にソースを冷凍保存しておくと、パスタを茹でるだけですぐに準備ができます

    事前にソースを冷凍保存しておくと、パスタを茹でるだけですぐに準備ができます

焼きナスや、ご飯の上に乗せ、パスタ以外のソースアレンジを楽しんでいます。

半調理冷凍保存で時短ランチ

時間のある時に具材を切っておいたり、肉や魚に下味をつけておいたりする「半調理冷凍保存」もおすすめです。

  • 時間があるときに準備しておくと後々楽ができます

    時間があるときに準備しておくと後々楽ができます

よく作るのは、みそ汁の具材の冷凍保存。

  • みそ汁の具材をいろいろ分けておくのもおすすめ

    みそ汁の具材をいろいろ分けておくのもおすすめ

メニュー決めして、下味冷凍保存も便利です。

  • マスキングテープなどでラベリングをすると分かりやすくて便利

    マスキングテープなどでラベリングをすると分かりやすくて便利

子どもたちに好評なのは肉野菜炒めです。

  • 野菜をたくさん食べてくれる肉野菜炒め

    野菜をたくさん食べてくれる肉野菜炒め

私も野菜をたくさん食べてくれるメニューなのでお気に入りです。

チャーハン用に野菜のみじん切り冷凍もおすすめです。

  • 炒めるだけで作れるチャーハンも食材を用意しておくともっと楽に!

    炒めるだけで作れるチャーハンも食材を用意しておくともっと楽に!

チャーハンの上に、市販の冷凍ハンバーグや目玉焼きを乗せたり、市販のカット済みレタスを添えたりすればボリューム満点ご飯に。

  • いつものチャーハンもおかずを乗っけると豪華に

    いつものチャーハンもおかずを乗っけると豪華に

半調理はひと手間かもしれませんが、作っておけば家事貯金に。明日の楽のためにもおすすめです。

【手作りピックでこどもの日ご飯】

  • 「こどもの日」はこいのぼりピックでかわいらしく

    「こどもの日」はこいのぼりピックでかわいらしく

もうじき『こどもの日』ですね。おうちで簡単に手作りできる『こいのぼりピック』をご紹介します。

  • マスキングテープをつまようじに巻いて尾を切るとこいのぼりの完成。目や鱗を描くのもいいですね

    マスキングテープをつまようじに巻いて尾を切るとこいのぼりの完成。目や鱗を描くのもいいですね

こいのぼりピックが刺さっているだけで、いつものご飯も華やかに、そして季節を感じることができます。

  • こいのぼりピックをくまちゃんに持たせてみました

    こいのぼりピックをくまちゃんに持たせてみました

今、子どもたちの生活は友達と過ごす時間も失われ、外で遊ぶことのできる時間や場所も少なくなっています。

やりとりを控えなければならない現状は親である私以上に、小さな身体や心でストレスをため込んでしまっているかもしれません。

そんな時だからこそ、一緒に過ごしている人との時間が大事なのだと感じます。家族として子どもたちを頼りながら、この頑張り時を乗り越えたいと思います。