JR九州は1日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う追加の運転計画について発表した。乗客の利用状況を踏まえ、5月11～31日に一部の特急列車と快速・普通列車の追加運休などを実施する。
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指宿枕崎線の普通列車
JR九州はこれまでに、九州新幹線の臨時列車を6月末まで全便運休とするほか、九州新幹線の定期列車と在来線特急列車の一部、九州内で運行される11のD＆S列車を5月末まで運休とすることを発表している。緊急事態宣言が全国に拡大して以降、さらなる利用減少により、ゴールデンウィーク期間後も利用の回復が見込めないことから、5月末までの特急列車と快速・普通列車において追加の減便を行うことになった。
特急列車は5月11～31日の期間中、定期列車の特急「かもめ」「みどり」「ソニック」「きらめき」「かいおう」計384本を運休する列車に追加。すでに運休を発表している列車との合計は2,273本となる。JR九州が列車の運休を開始した3月20日以降、6月28日までに運休する新幹線・在来線特急列車の本数は合計7,006本(新幹線581本、在来線特急6,425本)に及び、総運転本数の21%にあたるという。
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長崎本線を走る特急「かもめ」
快速・普通列車は5月11～31日の期間中、福岡・北九州地区の鹿児島本線、福北ゆたか線、筑肥線、宮崎地区の宮崎空港線などで休日に加え、平日も一部列車を運休とするほか、新たに長崎地区の大村線・長崎本線竹松～諫早・長崎間、鹿児島地区の鹿児島本線伊集院～鹿児島中央間と指宿枕崎線鹿児島中央～五位野・喜入間でも普通列車の一部運休などを実施する。熊本地区の豊肥本線熊本～肥後大津間では、5月2～6日のみ普通列車を一部運休とする。
なお、今回発表した内容以外でも、利用状況などにより、運転休止となる場合があるとのこと。追加の運転計画は今後も決まり次第、随時発表される。
