お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が4月30日深夜、ニッポン放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木曜25:00~)に生出演し、先週放送の同番組内での発言について謝罪した。相方の矢部浩之も駆けつけ、公開説教。楽屋を別々にした理由など、岡村に対する本音も明かした。
冒頭、「僕の発言によって、たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて心から謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした」などと謝罪の言葉を繰り返した岡村。放送開始から約35分経過したところで矢部が登場し、「やったな、やってもうたな。緊急事態よ、ナインティナインも。情けないやろ。情けないな」と言葉をかけると、岡村は「ごめんなさい。申し訳ない」と謝った。
矢部は「岡村隆史の発言で不快に思われた方に勘違いされるのは嫌なんですけど、ええ機会もらったよ。公開説教しようと思ってね。リスナーの方はもちろん感じているでしょうし、あんまりいい感じじゃないやん、ナインティナイン。こんなこと言うことじゃないけど、ええ機会やなと思って今日来たんですよ」とコンビの関係に言及。岡村への本音を語り始めた。
そして、「本番でしか謝らへんよね。オフで絶対ないよね」と指摘。高校時代、サッカー部で岡村の後輩だった矢部だが、「今日はコンビの相方としてしゃべりに来ました」と言い、「先輩っていうのが消えてないからオフで矢部に謝れないのよ。どっかであるのよ。俺、謝られたことないよね。表ではあるのよ。人がいるところでは謝れるのよ。いい顔できるから。内弁慶なところあるやんか」と分析した。
また、「まだ同じ楽屋でおったときに、例えばプロデューサーとかマネージャー、コーヒー持ってきてくれたら『ありがとう』って普通に出る。(岡村が言っているのを)俺、1回も聞いたことない。それは身内やから。甘えてるねん。その甘えがどんどん大きくなったから今回やとも思う」と意見。「俺は俺であんまり感情出さへんし、岡村隆史と距離とるしね。俺が一番やりやすいから。俺の中で、そういうのを見たくなっていったのよね」と、距離をとるようになったという。
2010年に岡村が体調不良で長期休養し、復帰して最初の収録を行った時のことも回顧。「収録終わりにあなたからメールが来た。『すべて笑いに』っていう1行。いやいや、もうちょっとあるやろと。収録で『相方すまんかった』。仕事やからできる。なんかオフのところが大事なんちゃうかなって思うのよね」と言い、「飽きるのが怖かった、嫌いになるのが怖くて、一人ひとりにしてくれってお願いした」と楽屋を別々にしてもらった理由を明かすと、岡村は「まったく気づいてなかった」と話した。
その後も、矢部は「天然やし、逃げ癖がある」、「俺もそうやけど、注意してくれる人はかなり少なくなってきている。だからより自分で気をつけなあかんと思う」などと問題点を指摘していき、岡村のためを思って「景色を変えたほうがいいと思う」「性格変えろ」などと厳しい言葉をかけた矢部。「こういう機会に全部さらけ出したほうがええんちゃうかなと思って。自分たちの恥ずかしい部分を見てもらって」と語った。
矢部の愛ある説教を聞き、岡村は「自分が全然気づいていなかった部分も本当にあったと思います。言われて初めて『うわぁ』という思いもあった。来てもらったことでわかったこと、もっともっと反省せなあかんところを気づいたと思っています。来てくれてほんまに申し訳ない」と猛省していた。