ゴジラ・東宝怪獣映画シリーズのデザインを多く担当し、超星神シリーズ、ウルトラマンシリーズ、最新作では『SSSS.GRIDMAN』に参加するなど、国内だけでなく海外にも熱烈なファンをもつデザイナーの西川伸司氏の原画集『怪獣がいる風景』の出版を記念したプロジェクトが、クラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」でスタートする。募集期間は、2020年5月7日12時~6月11日。
今回のプロジェクトで製作される「西川伸司原画集『怪獣がいる風景』BOOSTER限定版」は、2019年7月に開催された『西川伸司原画展 怪獣がいる風景』に際して描き下ろされた原画とデジタル原画、さらにリクエスト付きサイン会で描かれたイラストと今回のリターンで描き下ろす最新原画60点も完全収録するほか、未収録のカラー原画、怪獣デザインワーク、絵コンテ選集も網羅した200ページにのぼる超全集。さらに、データカードダス『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』の世界を描いた全36ページのWEBコミックが、2014年の連載開始以来、印刷媒体として初収録される。
リターンは、「西川伸司原画集『怪獣がいる風景』」を中心に、西川氏描き下ろしのイラストを使用した「限定Tシャツ」や、アカネと怪獣たちを描く連作イラストの完結編となる最新描き下ろしを使用したB2ポスター、ウルトラマンシリーズと『SSSS.GRIDMAN』の世界を楽しむことができる限定カレンダー、原画展で大人気の「イラスト付き色紙」もラインナップ。クラウドファンディング限定で、特別に「イラストのリクエストが可能」なものも。さらに、西川氏の原画もリターンに登場するという。
西川伸司氏コメント
2007年に『大怪獣バトル』という作品のコミカライズを担当させていただいて以来、ウルトラマンシリーズや『SSSS.GRIDMAN』など怪獣デザイン、絵コンテ作り、漫画制作と関わってきました。
私は子どもの頃から円谷作品に夢中になっていたこともあり、ファンとしての自分が見たい絵を描き続け、その歴史すべてを詰め込んだのが今回の原画集となります。
原画集のコンセプトは「怪獣のいる風景」です。これは住宅街や市街地といった日常のありふれた風景と、怪獣という非日常の存在を対比させて描くというもので、これによって怪獣たちの大きさや違和感がより際立ってきます。
そして、私は絵を生業とする人間として、怪獣の造形に強いこだわりを持って描いてきました。自分の中の知見を総動員して様々な怪獣をデザインし、リアリティを追求しています。
実写の世界のウルトラ怪獣たち、アニメの世界の『SSSS.GRIDMAN』の怪獣たちが同じ次元で表現された画集は珍しく、ぜひみなさんと一緒に怪獣の魅力を味わい尽くすこのプロジェクトを盛り上げていけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会