米Qualcommは4月27日(米国時間)、Quick Charge技術の最新版として、Qualcomm Quick Charge 3+テクノロジーを発表した。まずはQualcomm Snapdragon 765および、Snapdragon 765G搭載デバイスで使えるようになるという。
Quick Chargeは、Qualcommが開発した急速充電技術で、スマートフォンやモバイルバッテリーなどで採用されることが多い。対応デバイスを充電すると、自動でそのデバイスに最適な電圧、電流に調整して急速充電が行える。
今回発表されたQuick Charge 3+はより効率的な充電を低温度で提供するもの。USB Type-AやType-Cなどをサポートし、Quick Charge 4と同じく20mV刻みで最適な充電を行える。前世代と比べ速度が最大35%高速化しつつ、9度低い温度で充電でき、前世代との互換性も持つとする。
まずはQualcomm Snapdragon 765および、Snapdragon 765G搭載デバイスで利用可能となり、その後2020年に登場する新しいSnapdragonプラットフォームで利用できるようになる。なお、Snapdragon 765Gを搭載したXiaomi製スマートフォン「Mi 10 Lite Zoom」(中国時間4月27日に中国向けに発表)は、Quick Charge 4+とQuick Charge 3+の両方に対応した最初のスマートフォンになるという。