大王製紙はこのほど、不織布マスクの国内自社生産を開始することを明らかにした。4月末には子会社であるエリエールプロダクトに1ラインで1,300万枚/月まで生産可能な最新鋭の生産設備を導入し、直ちに生産を始める。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の急激な感染拡大により、日本国内ではマスクが不足する状況が続いている。今回のマスクの生産は、安定的なマスクの供給に少しでも貢献するために開始するもの。
生産当初は400万枚/月で運転し、感染対策のために大量のマスクを必要としている機関、施設などに優先して供給していくという。その後、生産量を増やしながら一般生活者向けにも販売する見込み。今回の新設ラインに加えて2台目の加工機を増設し、7月からは2,600万枚/月の生産能力を持った設備まで増強することを計画している。