popin Aladdinは、2018年に発売された世界初(同社調べ)のプロジェクター内蔵シーリングライト。天井に取り付けるLEDシーリングライトにプロジェクターを内蔵しているので、プロジェクターを置く場所がない部屋でも大画面映像を楽しめるのが最大の特徴です。高音質な天井取り付け型Bluetoothスピーカーとしても利用できます。
そんなpopin Aladdinが、4月27日に新モデル「popIn Aladdin 2(ポップイン アラジン ツー)」を発表しました。一般発売は6月上旬で価格は99,800円(税込)ですが、公式サイトでは4月27日から先行予約を開始しており、特別価格で79,800円(税込)となっています。
プロジェクター機能は投映位置の自由度がアップ!
popin Aladdinは、プロジェクターのレンズ部分から、映像を投射する壁までの距離で映像(画面)サイズが決まります。旧モデルはレンズから壁までの必要距離が1.03~3.09mで、最短距離時で画面サイズは40インチ、最長距離なら120インチで投映することができました。
とはいえ、せっかくプロジェクターを購入したのに、40インチサイズでは物足りないと感じる人もいるでしょう。一般的な4畳部屋の場合、部屋中央から壁までの距離は1mないことも多いので、popin Aladdinの設置自体が難しい場合もあります。
そこで、新モデルのpopIn Aladdin 2は、日本の狭い住宅環境に合わせた専用の短焦点レンズを搭載。壁からの距離は0.85m~2.09mと、狭い部屋にも対応するようになりました。また、同じ投映距離で比較した場合、初代モデルの約2.8倍という大画面を投映できます。たとえば、壁から1.56mの距離に設置した場合、旧モデルは60インチサイズの画面でしたが、新モデルでは100インチの大画面になります。
もうひとつの進化は、投映場所の自由度です。初代モデルはレンズの上下可動域が0~18度でしたが、新モデルでは可動域が0~32度まで広がりました。このため、初代モデルは「映像を壁の上のほうにしか投映できない」ということがあったのですが、新モデルでは床に近い位置にも映せるようになりました(投映位置はレンズと壁の距離に依存します)。
また、投映角度を「斜め」にすることで、さまざまな間取りに合わせて画面調整ができるようにもなっています。たとえば、popIn Aladdin 2のレンズ正面の壁にドアや本棚などの障害物があった場合、映像を斜めに投射して画面サイズを小さくすることで、障害物を避けられます。
画質や音質も向上
新モデルでは画質や音質も向上しています。初代モデルはパネル画素数が1,280×800ドットのHD画質でしたが、popIn Aladdin 2は1,920×1,080ドットのフルHDになりました。スピーカーは引き続きハーマンカードン製のものを採用していますが、初代モデルでは1つだった内蔵スピーカーユニットを2つに分離。サラウンド感も増しているそうです。
シーリングライトの機能も使いやすくなりました。ライトの適用畳数は8畳までで、最大輝度は700ルーメン。光色は2,800K~6,000Kと、初代モデルと同じ。ただし、初代モデルは調光・調色ともに6段階ずつ、最大36通りだった明かりの調整が、調光・調色ともに100段階、最大1万通りに設定できるようになりました。「あと少し明るく(暗く)」といった、細かな調整に応えられるようになったのはうれしいポイントです。
popIn Aladdinシリーズは、android OSを搭載したプロジェクターです。現在はHDMIなどの外部入力はなく、内蔵のWi-Fi機能(IEEE802.11ac/a/b/g/n)でスマートフォンや自宅のWi-Fiルーター(からのインターネット回線)に接続して、popIn Aladdin専用コンテンツ、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Youtube、スマートフォン内の写真・動画といったコンテンツを大画面で投映します。
また、popIn Aladdin本体には「DiXiM Play for popIn Aladdin」というアプリが内蔵されており、詳細は省きますが、DLNA・DTCP-IP対応のレコーダーやTVチューナーと連携して地上・110度CS・BSデジタル放送のテレビ番組を投映することも可能です。接続確認済みの機器は、popIn AladdinのWebサイトに掲載されています。