俳優の中村倫也が主演する日本テレビ系ドラマ『美食探偵 明智五郎』(毎週日曜22:30~)の第3話が、26日に放送された。
【以下にネタバレ要素があります】
激安フレンチに押されて売り上げの低迷していたフレンチレストラン「メゾン・ヴェリテ」で、客の岩本(中村靖日)がパンを喉に詰まらせて窒息死した。
明智(中村)は、店の厨房にモナリザの絵ハガキがあったという高橋刑事(佐藤寛太)の話から、マリアが絡んだ殺人だと推理。一方、上遠野警部(北村有起哉)は、岩本が普通の会社員であるにもかかわらず平日に高額のランチコースを食べていたことを不審に思うが、店長兼シェフの伊藤(武田真治)が必死に岩本を助けようとしていたという目撃者の証言が、事件ではなく事故の可能性を裏付ける。そんな中、伊藤はパリにいるマリアと密かに連絡を取っていた。
翌日、明智は苺(小芝風花)を連れて店にディナーへ。料理の腕に感服した明智から、店の看板料理“ロッシーニ”の味を否定されたらどうするか尋ねられた伊藤は、自家製パンを口に押し込んで殺す、と答える。
13年前、伊藤がパリで修行中に出会ったという“大切な女性”がマリアだと確信した明智は、グルメサイトで店を酷評した有名レビュアー“ぐるめ大名”の投稿が突然途絶えたことに注目。匿名であらゆる店に辛辣な評価を書き散らかしていた素人レビュアー“ぐるめ大名”の正体こそ、伊藤が殺した岩本だと睨み、苺を変装させ殺人の証拠探しを繰り広げる。
伊藤は、“ぐるめ大名”こと岩本の口にパンを押し込んだ後、マジックなどで使うトリックグラスで水を飲ませて助ける“ふり”をして目撃者の目を欺き、事故に見せかけた殺人を犯したのだ。全ては伊藤の殺意を利用して殺人を楽しむマリアのシナリオと気づき、マリアを止めたいと願う明智。しかし、その頃マリアは明智を絶望に追い込む計画を考えていた…。