iPhoneで撮影した写真を読み取ろうとWindowsパソコンにつないだところ、肝心の写真ではなく「このフォルダーは空です」と表示された……という経験がある方は多いのではないでしょうか。この現象は正しいもので、iPhoneのセキュリティが正常に動作していることを意味します。

iPhoneをUSBケーブルでパソコンと接続すると、受信した情報をもとに信頼できるパソコンかどうかの判定が行われ、これまで「信頼」したことがないパソコンとわかると、信頼するかどうか確認するダイアログが表示されます。ここで「信頼」すると、iPhoneにパソコンの情報が記録され、次回以降は確認のダイアログが表示されなくなります。

「信頼」されていないパソコンは、iPhoneとUSBケーブルで接続しても内部へのアクセスが許可されません。信頼されているパソコンと判断されると、Windowsエクスプローラを利用して写真が保存されている領域(DCIMフォルダ)を表示できますが、信頼されていない場合には何も存在しないことになります。

iPhoneがロックされているときには、信頼されているかどうかにかかわらず内部にアクセスできません。信頼されているパソコンであれば、iPhoneのロックを解除すれば、WindowsエクスプローラでDCIMフォルダを表示できるはずです。

なお、信頼されているパソコンから操作しているにもかかわらずDCIMフォルダを表示できない場合は、USBケーブルの異常/接触不良を疑ってみましょう。パソコン側になんらかの問題が生じ、USBケーブルが認識されていない可能性もあります。ほかのUSBポートに差し替えたり、パソコンを再起動すると解決することがありますから、いちど試してみましょう。

  • WindowsパソコンでiPhoneの写真が表示されません!?

    WindowsパソコンでiPhoneの写真が表示されないときは