JR東日本は24日、新型コロナウイルス感染症の発生に伴う海外渡航需要減少などの影響で利用が大きく減少している特急「成田エクスプレス」について、5月1日から朝夕の一部列車を除き運転を取りやめるとともに、6月の指定席も発売を見合わせると発表した。成田空港駅発着の快速・普通列車は通常通り運転される。
5月1日以降に運転を取りやめる「成田エクスプレス」の本数(1日あたり)は、東京~成田空港間が54本中37本、大船・横浜方面から東京駅までの区間が34本中18本、池袋・新宿方面から東京駅までの区間が52本中39本。運転取りやめの期間は5月1~29日、指定席の発売を見合わせる期間は6月1~30日としている。
6月に指定席の発売を見合わせる列車に関して、事態の推移や利用動向を踏まえて販売開始の判断を行い、列車の運転を取りやめる場合もあるとのこと。なお、5月30・31日については、渋谷駅線路切換工事にともない運転計画に大幅な変更が生じるため、「成田エクスプレス」全列車の指定席発売を見合わせる。
運休する列車のきっぷは、「みどりの窓口」などで無手数料にて払い戻すことができ、乗車変更についても通常と同様、1回に限り可能。乗車変更を一度済ませたきっぷでも、無手数料で払い戻し、他の列車を購入することができる。