女優の泉里香が、あす25日に放送される東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『隕石家族』(24:00~)の第3話の見どころなどを語った。
巨大隕石の接近まであと半年の運命にある、一見普通の5人家族・門倉家が、母の“爆発”をきっかけに、家族の意外な一面が続々と明らかになっていく同ドラマ。泉は、見た目も態度もクールな長女・美咲を演じている。「一流大学を出て、中学の教師」を務め「大食いなのにスレンダー」「ズバズバストレートに言葉にするタイプ」「超モテるのに男性との恋愛経験なし」という情報量多めのキャラクターだ。
――クールというかドSというくらいの強めキャラですが。
私が演じる門倉家の長女・美咲は最初から強めなキャラクターだとは思っていたのですが、話が進むにつれて、ちょっとドSっぽくパパをいじめるようになってきたので「美咲がどんどん過激になっている!」と思いつつ台本を読み進めました。パパの心にグイグイと踏み込んで行くところも美咲のかわいさでもあるので、そこを皆さんにも楽しんでいただけたらと思っています。
――美咲という役は、ご自身に似ていますか?
しっかりしているし、強めの口調は思いやりと優しさの裏返しという、愛らしい性格の美咲なんですが、物事をストレートに言うところは似ていると思いますね!(笑) でも、実際の私は心配性で、「心配」だから「ちゃんとする」の繰り返しで、日々ビビりながら生きています。撮影で毎日のように顔を合わせ、シーンを重ねるうちに、門倉家がどんどん本当の家族のようになっていると感じています。
――今回のような、同性に憧れる役というのは初めてでは?
初めてです。なんだか新鮮ですね。同性への憧れという描き方はよくあると思うのですが、一歩踏み込んだ感じが、『隕石家族』ならではと感じました。あと半年っていうリミットがある時に、どれくらい心を開いて、どう生きていくのかというのを、美咲という役を通して描いていて「すごいドラマだなぁ」と感じながら演じています。
――その美咲の憧れのお相手は、遼河はるひさんです。
遼河さんとは以前バラエティなどでご一緒したことがありますが、ドラマでは初めて。お相手役が「遼河はるひさんに決まりました」と聞いた時には「素敵!」と思いました。カメラが回っていない時には監督も交えて色々お話させていただきました。遼河さんは普段から凛とされていて、撮影していない時も私は目がハートでした。
――今回、長女という役はいかがでしたか?
妹の結月(北香那)が私の後ろをずっと付いて来るシーンがあるのですが「あー、こんな妹がいたらかわいいなぁ」と感じました。ケンカするシーンやベッドでじゃれているシーンも「楽しい!」と思いながら演じていました。実際、私と姉とは5歳離れているので、じゃれているという感じではなかったですね、ちょっと子供に見られていた気がします。門倉家では長女として、毎日新鮮に楽しく過ごさせていただきました。
――現場のこぼれ話などあれば教えてください。
パパ(天野)と2人でロケ後、門倉家で「豚汁を作ってスタッフに振る舞おう」となり、近くのスーパーへ買い出しに行きました。「私も手伝う~」なんて言っておきながら、でき上がった豚汁を食べていました(笑)。天野さんが、「デザートにフレンチトーストも作るから」と、フランスパンも買い、私は「料理上手の天野さんに教えてもらおう!」と意気込んでいたのですが…。私がお昼のお弁当を食べている間に天野さんがパパッと作られて、結局またでき上がりを食べていましたね(笑)。その後、ちゃんといただいたレシピ本で復習しています!
この作品はご飯を食べるシーンが多いのですが、家族も翔太役の中尾暢樹くんもみんな現場で本当に食べているんです。出ているご飯が美味しくて! 美咲は大食いでいっぱい食べるシーンがあるのですが、食べるフリとかではなく、ずっと食べていますね。だからか、この前スタッフさんに「珍しいですよ、女優さんで消えモノを食べ続けるって」と言われちゃいました(笑)
――視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。
美咲の秘密や意外な一面が3話からじわじわと出てくるので「あれ?美咲って、もしかして!?」と気づいてもらえるところがあると思います。美咲と遼河さん演じる森山先生の関係が今後どうなっていくのかを気にして見ていただきつつ、3話のメインとなる「パパの反抗期」を楽しんでいただけるとうれしいです!