お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部が、23日に放送された読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~)にVTR出演し、新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に死去したタレントの志村けんさんとの思い出を語った。
寺門ジモンは、舞台『志村魂』の稽古中に志村さんが全員に配ったという志村さんがデザインされたTシャツを着用し、「志村さんがいるみたいで気持ちがグワーッとなります」と話し、「『志村魂』の最後に“変なおじさん”が出てくるんですけど、どの舞台もよーく見ると師匠鳥肌立ってるんですよ。何回やってもお客さんのワーッていう声に感動している師匠が本当に素敵でした」としみじみ。
上島竜兵は、ビートたけしと志村さんの番組『神出鬼没!タケシムケン』にゲスト出演した当時を振り返り、「ダチョウ倶楽部はほかの出演者と一緒の大部屋なんですけど、大御所2人は個室があるからそこから出てこなきゃいいのに、最初から大部屋にいるんですよ。『けんさんこうやろう』『たけしさんこうやろう』『お前らこうやれよ』とか言ってるんです。ある日、俺が『殿』って言ったら2人とも『何?』ってこっち向いて、『師匠』って言ったら2人ともこっち向いて、困っちゃってトイレに逃げたことがありましたけど、それもいい思い出です」と懐かしそうに語った。
そして肥後克広は、唯一怒られたエピソードを告白。「志村さんが泥棒に入られたときに、いろんな人から電話かかってくるだろうから、僕はあえて電話しなかったんですよ。次の収録の日に志村さんが怒っていて、『いろんな人から電話あったのに、肥後と上島だけ電話ないんだよ』って。『師匠違いますよ、電話の対応が大変だろうから、収録後にまた会うから電話しなかったんですよ』って言ったら、『なんで電話しないんだよ! 一番電話ほしいんだよ! お前らから』って怒っていました」とやりとりを明かし、「意外にかまってちゃんだったんですね。その時気づきました」と話した。
肥後はさらに、「志村さんとコントした20何年は僕の宝物です。またいつの日か志村さんお会いしましょう」とメッセージ。そして最後に3人は、志村さんの代名詞ギャグ「アイーン!」で追悼した。