何かとストレスや不安がたまりがちな最近の巣ごもり生活。いま大事なのは、いかに外出を控えながら、自宅で巣ごもり生活を楽しむか。テレワークの毎日に変わり、週末感覚が薄れてきたという方も、たまには気分が上がるお取り寄せグルメで週末気分を味わいながら、リラックスしてみましょう。今回は岩手グルメをご紹介。

  • 紅玉リンゴを真ん中に詰めた豚肉ポワレにフレッシュな生酒をペアリング

一流レストランでも提供される「佐助豚」を自宅で

岩手グルメといえば、わんこ蕎麦、盛岡冷麺、“白い果実”と称される冬採りホワイトアスパラガスなど様々。いわて短角牛や二戸地鶏も有名ですが、今回は「佐助豚」(二戸市・久慈ファーム)に注目。全国的な緊急事態宣言により、いまだ新型コロナウイルス感染者の出ていない岩手県でも(4月20日時点)、外出自粛・休業要請が行われています。普段は一流レストランや全国の飲食店に卸されている豚肉加工食品や日本酒が、いま行き場を失っているのです。

  • 紅玉リンゴ詰めポワレと純米大吟醸生酒の二戸セット

そんな中、4月21日から南部美人の「蔵元直送ネットショップ」で新発売されるのが、久慈ファームの「佐助豚の紅玉リンゴ詰めポワレ」と南部美人の「純米大吟醸生酒」がセットになった「二戸発! 巣ごもり応援・乾杯セット」(税込6,050円・送料別)。南部美人の代表取締役 久慈浩介さんは、「岩手県二戸市の企業同士がタッグを組んで、このような世の中でも自宅で楽しく過ごすための乾杯セットを考えてみました。今回の純米大吟醸の生酒は、このセットのためにだけ特別に企画した限定酒です」とのこと。完全巣ごもりとなる今年のゴールデンウィークの晩酌などに特にオススメのセットです。

「佐助豚の紅玉リンゴ詰めポワレ」は、豚ロースの真ん中に岩手県二戸市産の紅玉リンゴを詰めて焼き上げたもの。佐助豚の骨でとった出汁と香味野菜で作ったフォンソース付き。ポワレとスースを温めて、肉を切り分けて盛るだけと簡単です。

南部美人の「純米大吟醸生酒」は、岩手県二戸市産の「ぎんおとめ」という酒米を50%まで磨き上げて醸した生酒。加熱処理を施していない、発酵途中の活きたお酒なので、一般ではなかなか流通しない貴重なお酒です。こんなご時世だからこそ、体に良い発酵食品を積極的に摂って、心身ともに健康をキープしたいものですね。生酒なので開封したら日持ちはしませんが、ほぼ毎日自宅にいる今ならそんな心配も不要でしょう。

さっそく味わってみると、佐助豚のローストは柔らかくてしっとりした肉質で、表面のプルプルとした脂身は口どけが良くたまらない美味しさ。紅玉リンゴのほどよい酸味が見事にマッチし、味わい深いソースがやさしく包み込んでくれます。キリっと冷えた純米大吟醸の生酒と一緒に味わうと、豚肉の旨味が一気に引き出され、力強い美味しさに早変わり。しぼりたてのフレッシュな香味は、生酒特有の贅沢な味わい。この二戸セットでしか味わうことのできない最高のペアリングで、ゆったりと心穏やかな時間を堪能できるでしょう。

  • パイ生地に包まれた手作り感満載の「パテ・オン・クルット」

久慈ファームのシャルキュトリーで乾杯

続いては久慈ファームのシャルキュトリー。シャルキュトリーとは、フランス語でchair(肉)+cuite(火を入れる)の意味で、ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどの総称のことです。フランス・パリにはシャルキュトリー専門店がフランスパン専門店と同じように街中に存在します。最近では日本でも専門店が登場したり、フランス料理店やクラフトビール専門店などでもシャルキュトリーが提供されています。

高度な調理技術が必要なので、“自宅でシャルキュトリー”というイメージがない方も多いかもしれませんが、久慈ファームでは全6種類ものシャルキュトリーを生産者自ら製造し、自社の公式サイトにてネット販売しています。1個ずつ小分けしてあるので、まとめて取り寄せて冷凍保存しておけば、食べたい時に解凍するだけでいつでも簡単に“お家レストラン”が楽しめます。

  • 冷凍庫に常備しておきたい小分けのシャルキュトリー

「パテ・オン・クルット」(税込1075円・120g・送料別/写真上)は、佐助豚のバラ肉のミンチに菜彩鶏の角切りと風味豊かなピスタチオを合わせたパテを、パートブリゼというバターをたっぷり使ったパイ生地で包んで焼いた料理。パイ生地の香ばしさやお肉の濃厚な旨味は赤ワインとぴったりで、一口目からため息のもれてしまう一品です。

手作り感満載のオシャレな見た目にもかかわらず、解凍して盛り付けるだけという点が素晴らしいところ。彩り野菜を付け合わせれば、パーティーメニューとしても活躍するでしょう。軽く電子レンジで温めると、より風味豊かに楽しめます。

  • 自宅でオシャレすぎる前菜「フロマージュ・ド・テット」

最後は「フロマージュ・ド・テット」(税込810円・120g・送料別)。豚足・豚肉・頭耳などを香味野菜と煮込んだ、コラーゲンたっぷりのテリーヌ。シャルキュトリーの中でも、こちらはもっとも自宅で味わう機会の少ないお料理でしょう。豚の希少な部位と専門技術を要するフレンチ料理の一つで、豚肉生産者だからこそ製造できる一品です。

豚足があまり得意でないという方でも、特有の臭みが全くないので、美味しくいただけるでしょう。ねっとりしたゼラチン質の食感や、プリプリ、コリコリとした食感がクセになります。今回は刻んだパセリとオリーブオイルを周りにかけて盛り付けてみました。ビールとも好相性。

同社では他にコンフィ、レバーペースト、パテ・ド・カンパーニュなどもラインアップ。ちなみに“佐助豚”は3品種(ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種)を掛け合わせた三元豚で、久慈ファームの養豚のルーツとなった現社長の祖父の名を取って名付けられたとのこと(佐助さん、ご馳走様です! )。

同社・取締役社長の久慈剛志さんは、「佐助豚の飼料に植物が炭化したものを与えているので、臭みの少ない上質な味わいに仕上がっています。キメ細かな肉質も魅力です」と教えてくれました。

全国的な外出自粛により、行き場を失っているお肉やお酒などをお取り寄せすれば社会貢献にもつながります。これからのゴールデンウィーク、巣ごもり生活を楽しみながら、グルメなお取り寄せ生活で元気に乗り切りましょう。

■Information
「二戸発! 巣ごもり応援・乾杯セット」の購入サイト(冷蔵)

久慈ファーム「紅玉リンゴ詰めポワレ」単品の購入サイト(冷凍)

久慈ファーム「パテ・オン・クルット」の購入サイト(冷凍)

久慈ファーム「フロマージュ・ド・テット」の購入サイト(冷凍)