Adobeは4月21日、Adobe Photoshop iPad版とAdobe Frescoプレミアム版のバンドルプランの提供を発表した。価格は月額980円(税抜)で、既にどちらかのメンバーシップに加入しているユーザーも対象となる。
Adobe FrescoはiPad向けに提供されるペイントツール。同社が開発したAdobe Senseiの支援で、現実の画材を再現したライブブラシでの特徴的な水彩、油彩などが楽しめる。またPhotoshop iPad版は昨年11月にリリースされた、iPad専用にユーザーインタフェースを改善したアプリケーション。同社によるとこの2つのアプリは「パンとバター、クッキーと牛乳、砂浜とサーフィンなど相性の良い組み合わせ」であるとし、今回のバンドル提供を発表したという。
利用にはインターネット接続が必須。FrescoとPhotoshopを同時に使いつつ作業するにあたっては、今のところPSDファイルに書き出してから、もう一度読み込む必要がある。しかし同社はユーザー体験の改善に取り組んでいく中で、このワークフローは改善される可能性があるとしている。
Adobe FrescoはiOS12.4以降の第5世代iPad mini、第5世代以降のiPad、第3世代のiPad Air、すべてのiPad Proに対応。その他Surface、Wacom Mobile Studioなど一部のWindows機にも対応する。
iPad版PhotoshopはiOS13.1以降のiPadに対応。第2世代Apple pencilとの併用を推奨し、サードパーティ製スタイラスをサポートしない。