ビデオリサーチは23日、新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレビの視聴状況などをまとめ、発表した。

志村けんさん

テレビ視聴率(関東地区 6～24時総世帯視聴率)を前年の同週同曜日と比較すると、2月25日あたりから前年を上回る状況が顕著となり、東京都から週末の外出自粛要請が出された直後の3月28・29日、志村けんさん死去の報道がされた3月30日以降、前年を大きく上回る状況が続いている。

また、3月20日～22日の3連休は警戒ムードが少し緩んだと言われるが、3月21・22日では前年と差がなく、通常時と同じように外出されていた状況がうかがえる。

週平均で見ると、2月24日週から、前年同週比較で視聴量の増加が顕著となっており、4月13日週では男女13～19才・男性20～34才・男性35～49才で150%以上の視聴量となっている。

警戒ムードが少し緩んだと言われる3連休を含む3月16日週は、前週より視聴量の増加が緩やかとなった。

また、アンケート調査(首都圏1,500サンプル、4月13～14日実施)によると、現在「よく見る番組ジャンル」では“ニュース・報道番組”が 43.6%と最も高い。一方、「もっと見たい番組ジャンル」は、“お笑い番組”“洋画”“アニメ”が上位3項目となっている。