俳優で歌手の山下智久がメインキャストとして参加している日欧共同製作の大型国際ドラマ『THE HEAD』(全6話)が、6月12日22時よりHuluオリジナルの連続ドラマとして配信を開始することが決定した。配信スタート日の決定とあわせ、ドラマの世界観を余すところなく詰め込んだメインビジュアル&ティザー映像も公開された。
Huluで配信開始となる6月12日に、ヨーロッパの主要放送局や、HBO Asiaが網羅する23の国と地域での放送、そして各国の配信プラットフォームでの公開(全30カ国、15以上の言語)もスタート。また今後はブラジルでの放送が決定している他、米国や英仏独などの国でも放送権獲得を巡り、獲得競争が加熱している。
本作は、辺境の地にある南極の科学研究基地が舞台にした極限心理サバイバル・スリラー。暗闇と氷河に覆われる“長い冬”を迎えるにあたり、南極の科学研究基地の研究員たちは「越冬隊」の10人を残し、基地を去ることに。しかし、半年にわたる冬のさなかに突如、基地と外界の交信が断絶。数週間後に研究員たちが基地に戻ると、そこにあったのは惨殺された7つの死体。残りの隊員については、生存が確認された者もいる一方、行方不明になっている者もいた。一体6カ月の間に、基地では何が起こったのか。異なるタイムラインの中で紐解かれていく謎。食い違う証言。この闇深き謎をめぐり、陸の孤島ともいえる南極の基地で、極限状態に置かれた人間たちが壮絶な心理合戦を繰り広げる。
人間の業をえぐり出す心理合戦、誰も予想し得ない展開と結末が渦巻く本作だが、メインビジュアルもそんな本作の“得体の知れなさ”を凝縮。氷と雪に視界を遮られ、どんよりとした空気が広がる中、登場人物たちはそれぞれ説明のつかない表情を浮かべる。はたして山下演じる研究員Akiをはじめ、彼らが見ているもの、その表情の奥に隠された真意とは何なのか。その答えは物語を追っていくに従い、徐々に浮き彫りになっていく。
そんな『THE HEAD』の世界観をさらに体感できるのが、今回あわせて公開されたティザー映像。闇と氷に閉ざされた南極と科学研究基地の外観をとらえた映像と共に始まり、そこから一転、今度は緩急に富んだテンポで、これから起こる不穏かつショッキングな出来事を断片的に見せながら、さまざまな謎を視聴者に投げかけていく。2分弱にわたって散りばめられた、山下らメインキャストたちの緊迫の芝居が、視聴者の胸をざわつかせる。