女優の松本まりかと、お笑いコンビ、プラス・マイナスの兼光タカシが、あす24日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『全力!脱力タイムズ』(毎週金曜23:00~)に出演する。
兼光のことを知らないという松本に、全力解説員は兼光がどんな芸人なのかが分かるように説明する。しかし、その説明は、兼光は困惑させるもので…。
特集テーマは、新時代に必要とされる会社でのコミュニケーション術。全力解説員の森井じゅん氏によれば、会社でのコミュニケーションスキルは芸人から学べるという。森井氏は、兼光のモノマネは初対面の緊張した場面を和ませる“アイスブレーク”というテクニックになっていると解説。今回は、会社内で起こる困ったシチュエーションで芸人のテクニックをどのように使って解決すればいいのかを考えていく。
最初に取り上げる事例は、自慢話ばかりする上司への対処法。自慢話をする人は同じ話を繰り返すので、そこにツッコミを入れて笑いに変えれば、スムーズなコミュニケーションになるという。スタジオでは、居酒屋で自慢話をする上司と、それを聞かされる部下のやりとりを実演。メーンキャスターのアリタ哲平(有田哲平)は兼光に、部下の役でお手本を見せてほしいと頼む。兼光は自分が本番前に聞いていた段取りとまったく違うことに戸惑いながらも、部下の役を引き受ける。そして、兼光の上司を演じる人物が登場するが…。
次の事例は、すぐ説教する話の長い上司への対応。ここでは松本も、部下にふんして実演することに。うまくできるか自信がないという松本を、兼光がリードしながら実演を進める。しかし兼光は、松本の見本となるような芸人らしいテクニックを見せられない。先の読めない展開に、兼光は混乱するばかり。さらに、松本が発揮する魔性の女優魂が兼光を追い込む。
収録を終えた松本は「スタジオに終始流れるひんやりとした静かな緊張感に、これが『脱力タイムズ』かとゾクゾクしました。アドリブの部分が多くて、結構パニックになりましたが、絶対に笑わないぞ!という意気込みでやらせていただきました。とても出演したかった番組なのに、終わった今、恥ずかしくて顔が真っ赤です(笑)」と感想をコメント。
平然としているようだったが、「そうですね。何が起きるか分からない上に、自分がやることも間違えられない一発勝負の状況という怖さの中で、ドキドキを隠すためにポーカーフェイスを装っていました(笑)」と明かした。
また、「兼光さんは大変だったと思います。でも、ギリギリまで追い込まれていく兼光さんが、次第に楽しそうにも見えてきて(笑)。私は仕掛ける側を全うしなきゃと、どんなにおかしくても台本通りにすることと、笑わないことを貫き通そうと決めてきたのですが、兼光さんはすべてアドリブだったので、私も最後はちょっと崩れてしまいましたね(笑)」とのこと。
そして、「今回のように、役をまとってバラエティ番組に出ることは初めてで、緊張しました。本番中、空気を読みながら有田さんからのパスを見逃すまいと演じ続けるのはヒリヒリした興奮があり、楽しかったです。視聴者の皆さんには『見てください』って言いたいんですけど…だいぶ恥ずかしいコトになってしまったので、ぜひ見ないでください(笑)」と呼びかけている。
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