女優の杉田かおるが、きょう23日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長2020』(毎週木曜20:00~)の第3話で、地上波ドラマに4年ぶりに出演する。
今回は、警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)のもとに、「割引シールを貼られた遺体が見つかった」という知らせが届いたところから始まるストーリー。被害者の警備員・桃山辰徳(尾崎右宗)の右手に、なぜか“3割引き”のシールが貼られていたが、桃田は近所でも有名なクレーマーらしく、事件当日も近所のスーパーマーケットに電話をかけていた。
この対応をしていたのが、杉田演じるクレーム担当の九条菊子。菊子が昼休みの日課にしている“素振り”用のバットがなくなっていることが分かり、彼女に対する疑惑が深まっていく。
18年1月に実母を看取るまでの数年間、介護を中心とした日々を送り、女優としての活動を減らしてきた杉田。16年7月放送の『水族館ガール』(NHK)以来、約4年ぶりの地上波ドラマ撮影となったが、「この『警視庁・捜査一課長2020』は“王道のドラマ”という感じで、すぐに現場を楽しむことができました。ふるさとに帰ってきた感じで、皆さま、ブランクをこえてあたたかく迎えてくださって感謝しています」と、楽しみながら撮影に臨んだそうだ。
菊子は、挫折を味わった役柄で、「第一線でキャリアをつんだ女性がトラブルに巻き込まれても一生懸命、乗り越えようとする姿に、少し自身の人生もだぶらせて役作りさせていただきました」と、自分自身を重ね合わせたことも告白。
小学校時代、野球部だった杉田は、劇中で“素振り”も披露しており、「たぶんフォームはいいのではないかと思います(笑)」と自信をのぞかせながら、「ブランクを感じさせないよう、でも楽しみながら演じさせていただきました。おばちゃんになった杉田かおるも、どうぞ今後ともよろしくお願い致します」と、飾らないメッセージを寄せている。