何かとストレスや不安がたまりがちな最近の巣ごもり生活。いま大事なのは、いかに外出を控えながら、自宅で巣ごもり生活を楽しむか。テレワークの毎日に変わり、週末感覚が薄れてきたという方も、たまには気分が上がるお取り寄せグルメで週末気分を味わいながら、リラックスしてみましょう。全国的な飲食店休業により、行き場を失っている野菜やお肉などをお取り寄せすれば社会貢献にもつながります。今回は愛知グルメをご紹介。
愛知県産の貴重なオリジナル合鴨
まず取り寄せたのは「あいち鴨」(鳥市精肉店/愛知県豊橋市)という愛知県産のオリジナル合鴨の「あいち鴨生ハムギフト」4,698円(税・送料込)と「あいち鴨スモークギフト(ブロック)」5,670円(税・送料込)。生ハムはロースとモモがそれぞれ3パックずつセット。スモーク肉はムネ肉250gとモモ肉150gのブロックが1つずつセット。全て小分けされて冷凍で届くので、冷凍保存しておけば食べたい時にいつでも解凍してすぐに味わえて便利です。
同社・執行役員の柴田博隆さんは、「あいち鴨は1日70羽しか生産されていない大変貴重な食材で、提供している飲食店もごくわずか。合鴨の脂は血中コレステロールを下げて生活習慣病予防に役立つと言われている不飽和脂肪酸を非常に多く含みます。さらにあいち鴨の脂は26℃で溶けるので、食後に体内に蓄積されにくくヘルシーなのです」と教えてくれました。他の肉に比べ鴨肉は鉄分豊富なので、貧血気味な女性などにもオススメなのだとか。
ミシュラン星付きレストラン御用達の野菜
あいち鴨に合わせて購入したのが、ミシュラン星付きレストランにも卸しているというyaotomi(愛知県南知多町)の「4月限定・見た目鮮やか! カラフルサラダボックスセット」1,000円(税別・送料別)。野菜の生産・定期発送などをしている同社では、単発での野菜セット発送にも対応しています。
4月のセットには自社農園でスタッフたちが自ら育てた春菊・ルッコラ・人参の葉っぱ・水菜などたくさんのリーフをブレンドした「ミディアムリーフ」と、食べられるお花のエディブルフラワー「ビオラ」が基本セット。さらに、①彩りの良い「スイスチャード」、②胡麻のような風味の「ルッコラセルバチカ」、③有機栽培の「カラーミニトマト」のうちから1つを選んで、基本セットと一緒に届けてくれます。そのほとんどが農薬・化学肥料不使用だとか。
ネットで調べてみると、スイスチャードは刻んでそのままサラダにしてもいいですが、茎の部分はやや硬いので、ほうれん草のように茹でて食べると美味しいのだとか。今回は茎の部分だけやや小さくカットして、スチーム器具に入れて電子レンジで30秒加熱。次にそれに葉の部分も加えて追加で30秒加熱してみました。すぐに冷たい水に入れて色鮮やかに仕上げて、クッキングペーパーで水気を拭き取り、塩とオリーブオイルだけでシンプルに調味。葉の部分は広げて中にチーズを入れて巻いただけ。調理時間は約5分で、簡単にカラフルなオードブルに大変身しました! 楽しすぎます〜!
野菜ソムリエでもあり生産者でもある同社・代表取締役の犬飼亮さんは、「知多半島の先っぽにある南知多町は水はけがよく、頁岩(けつがん)というミネラルが豊富な石が多く見られる珍しい土壌で、野菜作りに非常に適しています。地元で野菜を作り、近所の生産者仲間から野菜を集めて回り、それらをセット便にして収穫後24時間以内に出荷しています」とこだわりを話してくれました。
「野菜はやっぱり新鮮なものを食べたい! でも頻繁にスーパーに行きたくないし、ネットスーパーも今は混雑していてアクセスしにくい」という人には、定期便のお試しとしてこのような単発便の利用もオススメかもしれません。せっかくなら普段はなかなかお目にかかれない、珍しくてカラフルなこだわり野菜で気持ちを盛り上げてみては? ちなみに同社の5月限定セットは野菜ジュースセットで、映える料理に使えそうなビーツや、バナナ、柑橘類などがセットされる予定なのだそう。
鴨と野菜をワインとともに味わう
野菜とあいち鴨の肉を盛り合わせて、さっそく赤ワインで味わってみました。生ハムはしっとりしていて、まろやかな旨味が口に広がったかと思うと、口の中でさっと溶け出します。いろんな風味が楽しめるミディアムリーフのみずみずしさと好相性でした。
一方、風味豊かなスモーク肉は、軽く加熱すると一層スモークの香ばしさが増して旨味が濃厚でした。胡麻風味のルッコラセルバチカと交互に味わうと、止まらなくなる美味しさ。鴨肉は牛肉や豚肉ほど重くないので、ピノ・ノワールなど、ライトボディ〜ミディアムボディの赤ワインと合うかもしれません。
スイスチャードにも初トライ! ほうれん草よりもごわごわした食感で食べ応えがあり、苦味などはなく、とても食べやすくて美味。ミニトマトは驚くほど甘いので驚きました。どの食材も風味豊かなので、塩やオリーブオイル、フレンチドレッシングなど、素材を生かすシンプルな調味で十分でした。
あいち鴨の柴田さんも、yaotomi農園の犬飼さんも、「新型コロナウイルスの影響で、過去最高に苦戦しています」と口を揃えておっしゃっていました。普段は一流レストランに卸されている食材たちが、全国的な緊急事態宣言によって、今その行き場をなくしています。巣ごもり生活をマンネリ化させないためにも、この機会に自宅でレストラン並みのお取り寄せグルメと出会ってみてはいかがでしょうか。
■information
あいち鴨「生ハム」の通販サイト