長野電鉄は新たに導入する通勤車両3000系の運行開始を延期すると発表した。ゴールデンウィーク頃の運行開始ををめざしていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、当面延期するという。

  • 東京メトロ日比谷線の車両として03系。長野電鉄へは計6両(3両×2編成)が導入され

導入を予定している3000系は元東京メトロ日比谷線03系。既存車両3500系・3600系に代わり、中古車両を改造した上で今年は6両(3両×2編成)を導入し、長野電鉄では初という交流モーターによるインバーター制御車両に。これにともない順次引退する3500系・3600系と比べて、「客室の冷房能力向上が図られ、快適性が向上します」と利用者にPRしていた。

3000系の運行開始を延期するにあたり、「楽しみにしていただいたお客さまには申し訳ございませんが、ご理解いただきますようお願いいたします」と長野電鉄。運行開始時期は未定とされ、詳細がわかり次第、改めて発表するとのこと。