長谷川京子、新垣結衣らが所属する芸能事務所・レプロエンタテインメント主催の映画プロジェクト「感動シネマアワード」のグランプリ6作品が21日、発表された。
同プロジェクトでは「画一的な感動」ではなく、さまざまなニュアンスを含むような「観客の心を揺さぶる映画」を目的として、1つはレプロエンタテインメント所属の新進気鋭の俳優6名(宮沢氷魚・福地桃子・堀家一希・うらじぬの・山崎果倫・植田雅)から1名を主演に想定した企画、もう1つは応募者自ら主演・プロデュースする企画を全国から募集。受賞作は、同社の出資により映画化される。
制作が決定したグランプリ作品は、レプロ所属俳優を起用した企画の6作品。現在出版社で漫画編集者として働く葛里華(かつ・りか)監督が書き上げた『はざまに生きる、春(仮)』で主演を務めることが決まった宮沢氷魚は、「初めて脚本を読んだ時から引き込まれ、作品を手がけた葛里華さんともお話をして、彼女の熱量に感激しました。共にすばらしい作品を生み出したいと思います」と意気込む。
一方、2018年公開の初長編映画『真っ赤な星』で劇場デビューを果たした井樫彩(いがし・あや)監督による『あの娘は知らない(仮)』で主演を務める福地桃子は、「今回参加する中で、心が動く感覚をとにかくたくさん感じたいと思いました。未知な部分への楽しみと不安と向き合いながら、良い作品になるように全力を尽したいと思っています。沢山の方に届く、残る映画を観て欲しいです!」とコメントを寄せている。
その他、うらじぬの主演『炎上する君』(ふくだももこ監督)、堀家一希主演『世界は僕らに気づかない(仮)』(飯塚花笑監督)、植田雅主演『階段の先には踊り場がある(仮)』(木村聡志監督)、山崎果倫主演『夢の中』(都楳勝監督)が、来年以降の公開に向けて制作される。