ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』。18日(20:00~)は、新型コロナウイルス対策について生放送で解説した。

  • 池上彰 -テレビ朝日提供

同局の丹羽敦子プロデューサーは「今回は『そもそも、緊急事態宣言ってなにか分かってない人多いよね。なんで強制力ないのか、とかやろうよ』という池上さんの意見もあり、これを1時間、掘り下げる形でやりました」と明かし、「なぜ、安倍(晋三)さんが宣言を出したのに、小池(百合子)さんがお店に自粛要請を出しているのか、疑問に思っていた方も多いかと思うんですけど、分かっていただけたのではないでしょうか」と話した。

また、「今回の放送は感染予防のため、ゲストの方は別の場所から、リモートという形で出演していただきました。『どうやってるのかな?』と思った方も多いかと思うんですけど、ゲストの方は本当に1人です」とのこと。

続けて、「(ゲストの前には)カメラマンも、ディレクターも、『CMあけ1分です』みたいなカンペを出すADもいない、モニターと無人のカメラしかないところにポツンと座って…という感じですね。マネージャーさんもいなくて。普段はCMの間にスタッフがお水出したりするんですけど、ペットボトルを持ち込んでいただいて、自分で飲んでいただくという感じでした」と裏側を語った。

そして「池上さんがいるスタジオの様子や、ほかのゲストの方の様子とかが分からないなかでの出演、しかも生なので、とてもやりにくかったと思うんですけど、みなさん、そんなことをまったく感じさせず、たくさん質問していただいて感謝ですね」と丹羽P。

「普段ですと、収録前に池上さんとゲストの方が話し込んでいたり、休憩中にいろいろ質問されたりしてるんですけど、今回はそういうこともなく。あいさつもモニター越しに『よろしくお願いしますね~』と言うだけでした」と振り返った。

さらに感染予防の取り組みとして、「もちろんセッティングは全部スタッフがやりますし、リハーサルもスタッフがやるので、ゲストの方が入る前にスタッフが触ったものを全部アルコールや次亜塩素酸で消毒しました。マイクやイヤモニはもちろん、机やいす、ドアノブとか。池上さんと宇賀(なつみ)さんのいるスタジオも昨日消毒し、さらにスタッフでのカメラリハーサル後にまた消毒して…という感じでした。もちろん、この番組だけではなくて、どの生放送の番組もやっていることだと思いますが」と説明した。

そのうえで、「本当に早く感染が収束していつものように楽しく収録できたら、と本当にスタッフ全員、そして出演者の方も思ったと思いますね」としみじみと話した。

次回は、25日(18:56~)に放送され、新型コロナウイルスについて解説する予定だ。