お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が19日、TBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)に生出演。テレビ朝日のニュース番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~)のメインキャスター(月~木曜担当)を務める富川悠太アナウンサーが新型コロナウイルスに感染したことについて言及した。
富川アナの感染に関して、平熱に戻ったとはいえ発熱後も番組に出演を続けたことに厳しい声も上がっており、放送プロデューサーのデーブ・スペクター氏も「一番目立つ報道番組で、朝から富川さんおそらく『モーニングショー』も見たり、全部把握して、毎日自分でも伝えている立場。前兆とかも予備知識としてあるのに、局アナですので休もうと思えばできるわけですから、それでもあえて出続けたっていうのはちょっとわだかまりがある」と話した。
これに対し、太田は「だからこそっていう部分もあって、富川くんなんかも絶対自分はうつっちゃダメだと。こんだけ言ってるんだから自分は自覚を持ってっていう中で、なんとか風邪であってくれって。いったん熱が下がったときに、風邪だったんだろうって思った気持ちもある」と富川アナの心情を理解。
そして、「いまコロナウイルスって、ウイルス自体のことよりも、うつったらバッシングされるんじゃないかっていう恐怖。それはウイルスを正しく恐れることにはならない」と指摘し、「これは犯罪者じゃないんだし、うつったことっていうのは罪じゃないってことを、もっと政府や小池(百合子)さんなりなんなりが繰り返しみんなに言ってもらうといいなと思う」と語った。
富川アナは、今月3日と4日、朝に検温したところ、38℃の発熱があったが、両日ともその後すぐに熱が下がったという。だが、7日には『報道ステーション』の本番中に痰がからむ症状があり、8日ごろから息切れを感じるように。9日、体温は平熱だったが、階段を上ったり早歩きすると息苦しさを感じ、10日の朝も同じ症状が続いたため、都内の病院に入院。肺炎の症状があったため、11日にPCR検査を受けて陽性と判定された。