タレントの武田真治が、19日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)に出演し、忌野清志郎さんへの感謝の思いを語った。

武田真治

武田真治

この日はプライベートで親交の深い氣志團・綾小路翔、ゴールデンボンバー・鬼龍院翔と共に出演。

武田は芸能生活30周年を振り返り、「20代後半ぐらいまで挫折を味わわなかった。全部思い通りになって、全部願ったよりも叶っちゃって。失恋もしたことなかった」。ところがある日、顎関節症になってサックスが吹けなくなってしまう。人生初の挫折で相談相手もいなかったことから自宅に引きこもり、当時レギュラーを務めていた『めちゃイケ』の現場に実家から通うこともあった。ところが、忌野清志郎さんとの出会いが転機となる。

「ダメになった時に清志郎さんに出会って救ってもらって。サックスは完全ではなかったけど、『そんな君でもいいよ』と受け入れてくれて」

清志郎さんの誘いでライブツアーに参加した武田。演奏で大失敗をしてしまった時、謝罪すると清志郎さんは「今日のはリハーサル本番だったということで。明日頼むね」と武田を責めることはなかったという。

武田は、「『未来を見ていくしかない』というメッセージだったのかな。いろんなことが腑に落ちて。清志郎さんに出会ってなかったら……」と感謝。顎関節症になったことで担当医の勧めで体を鍛えるようになり、「体が元気だと、心も元気でいられる」と前向きでいられるようになった。

そして今では、「この世で一番役に立たないのは絶望」と確信する武田。「他の感情は何かに変換できる。怒りもある程度行動にはなるんです。原動力には変換できる」と語り、「『体を鍛え続けて偉いね』と言われるけど、やめられないだけ」と体を鍛え続ける理由にも触れていた。