フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、売れない“クズ芸人”に密着した『52歳でクビになりました。~クズ芸人の生きる道~』を、19日に放送する。
いつもジャイアンツの帽子をかぶっている小堀敏夫(52)。独身、貯金ゼロで、家賃2万8千円のアパートに住み、ガスは止められ、スーパーで割引になったとんかつ弁当と一緒にカップヌードルを食べる暮らしを送っている。
そんなどうしようもない小堀が、30年近くも続けている仕事は、お笑い芸人。ワハハ本舗に所属し「ガッポリ建設」というコンビを組んでおり、主宰の喰始(たべ・はじめ)からは「クズ芸人」と呼ばれている。
芸人として何一つ努力もせず、毎日パチスロばかり。「仕事」と称して出かけるのは、昨今世間で話題になった芸人による「ギャラ飲み」…。たとえクズ芸人と呼ばれようが、小堀にとっては「お笑い芸人」でありつづけることが大切なのだ。
小堀の所属するワハハ本舗では、仕事のない芸人を救済するために3カ月に一度、お笑いライブが開かれている。みんなの前で芸を披露し、主宰の喰にアイディアをもらいながら、本番に向けて芸を練り上げていく。小堀も参加するが、やる気は全くない。喰のダメ出しには、いつも言い訳ばかりだ。
そんなクズ芸人・小堀を見続ける喰は「自分は人間を嫌いになれない」「クビは切れない」と言い、長年見逃してきたが、ついにクビを言い渡されることに。彼の「第二の人生」の行方とは…女優・吉岡里帆のナレーションで追っていく。
(C)フジテレビ