吉沢亮と杉咲花がW主演を務める映画『青くて痛くて脆い』(8月28日公開)の特報映像、ポスタービジュアル、追加キャスト、主題歌アーティストが15日、明らかになった。
同作はデビュー作『君の膵臓をたべたい』が大ヒットした小説家・住野よるの同名小説の実写化作。人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲)は、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を作るが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がったモアイで、楓は秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。
解禁された30秒の特報映像では、「大切な仲間」と「居場所」を奪われた大学生の楓が、嘘と悪意にまみれながら復讐に身を投じていく姿を見せ、今まで“観たことのない”吉沢の表情が満載に。杉咲演じる寿乃の、純粋で明るいが近づきすぎるとケガをしそうな危険な芝居にも注目となっている。
また追加キャストとして、楓のバイト仲間で楓と秋好が創ったサークル“モアイ”をぶっ潰す手助けをする前川董介役に岡山天音、董介のゼミの後輩で“モアイ”の幽霊部員・本田朝美(ポン)役の松本穂香、“モアイ”の幹部で積極的に社会人や企業への媚売りを進める、天野巧(テン)役の清水尋也、楓と秋好が“モアイ”の活動をしていた時に知り合った不登校の少女・西山瑞希役の森七菜、楓のバイトの後輩で“モアイ”に加入する川原理沙役の茅島みずきが出演。さらに西山瑞希の学校の担任・大橋役の光石研、“モアイ”を外部者として支援しその発展に寄与した脇坂役の柄本佑が脇を固める。
主題歌を務めるのは、TVアニメやドラマ主題歌を担当したシングルでも注目を集めている4人組のロックバンド、BLUE ENCOUNTに決定。原作小説『青くて痛くて脆い』のテーマソングとして、同グループの「もっと光を」が使用されていたが、原作者・住野たっての希望で、映画でも主題歌を担当することに決まった。
田邊駿一(BLUE ENCOUNT) コメント
「『くてくて』が映画化される日がきたらすぐにブルエンさんに主題歌のオファーします!」
2年前の僕らのライブ終了後、
楽屋にご挨拶に来て頂いた住野先生がこう言ってくれました。
『くてくて』とは「青くて痛くて脆い」のこと。
僕を含め、この作品のファンの間ではこう呼ばれています。
先生はこれまで様々な形の「青」を描いてこられたと思っています。
しかし今回の「青」には今までにないほど自分を重ねてしまう部分が多く、とにかく衝撃的でした。
青春とは、扱い方一つでファンタジーにもなりサスペンスにもなるんだと。
そんな『くてくて』の虜になった僕は、
2年越しに住野先生との約束を叶えられたことが心底嬉しかったです。
僕らの新曲、「ユメミグサ」。
この作品を彩るためだけに作った曲ではありません。
僕から登場人物たちに宛てた手紙のような存在です。
住野先生、原作ファンの方々、そして映画で初めてこの世界に出会うことになるみなさんに捧げます。
(C)2020映画「青くて痛くて脆い」製作委員会