SMBCコンシューマーファイナンスはこのほど、「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」を実施し、2,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。
同調査は2019年12月20日~23日の4日間、20歳~49歳の男女を対象に、ネットエイジアの協力のもとインターネットリサーチで実施したもの。今回は同調査の中の「20代・30代・40代のお小遣い・貯蓄事情」から一部抜粋してご紹介する。
全国の20歳~49歳の男女(20代1,000名、30代500名、40代500名、全回答者)に対し、毎月自由に使えるお金はいくらあるかを聞いた。
年代別に見ると、いずれの年代も「1万円以下」(20代33.7%、30代37.6%、40代38.0%)に回答が集まった。また、平均額は20代2万8,760円、30代2万6,684円、40代2万7,085円と、20代が最も高くなった。
平均額を前回の調査結果と比較すると、20代(前回3万2,224円→今回2万8,760円)は 3,464円減少、30代(前回3万786円→今回2万6,684円)は4,102円減少、40代(前回3万278円→今回2万7,085円)は3,193円減少となった。働き方改革によって長時間労働の是正が進められているが、残業時間の減少とともに収入が減り、お小遣いに回せる金額が少なくなったというケースもあるようだ。
次に、上司や先輩からおごってもらっているかを聞いたところ、おごってもらっている人の割合は20代29.5%、30代20.0%、40代10.8%となった。若い年代ほど“部下・後輩"として恩恵を受ける機会が多いようだ。
上司や先輩からおごってもらっている人(20代295名、30代100名、40代54名)に、ひと月あたりいくらおごってもらっているか金額を聞いたところ、平均は20代8,769円、30代6,254円、40代6,445円と、20代が最も高くなった。
また、部下や後輩におごっているか聞いたところ、おごっている人の割合は20代21.9%、30代19.6%、40代15.0%となった。おごってもらっている人の割合だけではなく、後輩などにおごっている人の割合も 20代が他の年代より高いことがわかった。自分が上司や先輩からしてもらっていることを後輩にしてあげている 20代が多いという印象となった。
部下や後輩におごっている人(20代219名、30代98名、40代75名)に、ひと月あたりいくらおごっているか金額を聞いたところ、平均は20代6,975円、30代6,498円、40代7,680円と、40代が最も高くなった。