JR東日本は14日、指定席発売を見合わせていた5月運転予定の臨時列車をすべて運休とし、6月の臨時列車も指定席発売を見合わせると発表した。新幹線の「グランクラス」も6月まで発売を見合わせると発表している。

  • 東北・北海道新幹線「はやぶさ」

同社は新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなう現在の情勢や定期列車の予約状況などを踏まえ、5月に運転予定だった臨時列車はゴールデンウィーク期間中(5月1~6日)も含め、指定席の発売を見合わせていた。今回の発表により、東北・北海道新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線で5月に運転予定だった計923本が運転取りやめに。在来線特急・快速列車も、特急「踊り子」「あずさ」「ときわ」をはじめ、5月に運転予定だった計340本が運転取りやめとなった。

6月の臨時列車も、東北・北海道新幹線、秋田新幹線、山形新幹線、上越新幹線、北陸新幹線の計481本、特急「踊り子」「あずさ」など在来線特急列車の計160本、車窓や車内での飲食・体験などを楽しめる「のってたのしい列車」計518本において指定席の発売を見合わせる。今後、事態の推移や利用動向などをもとに発売について判断する一方、臨時列車の運転を取りやめる場合もあると説明している。

すでに5月末まで営業中止を決定している東北・北海道新幹線と北陸新幹線、上越新幹線の「グランクラス」については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、6月もすべての「グランクラス」で発売を見合わせるとJR東日本、JR北海道、JR西日本が発表。事態の推移などにより発売再開または営業中止の判断を行うとのこと。