エアトリは4月14日、「デマ・誤情報」に関するアンケート調査を発表した。調査は3月29~31日、20代以上の男女1,511人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「昨今において、正しい情報を得ることが難しいと感じていますか?」と聞いたところ、「感じる」(48.3%)、「感じない」(17.7%)、「どちらとも言えない/分からない」(34.0%)だった。
また、「今までデマや誤情報にだまされたことはありますか?」と聞くと、「ある」(31.2%)、「ない」(49.3%)、「覚えていない」(19.5%)となった。
そして、デマや誤情報にだまされた経験のある人に「今までだまされたことのあるメディア/情報発信元はどれですか?」と聞くと、「ネットニュース」(58.3%)、「テレビ」(45.1%)、「一般人のSNS」(43.6%)、「家族の口コミ」(37.1%)、「新聞」(20.1%)、「有識者のSNS」(16.3%)、「有名人のSNS」(15.5%)、「ラジオ」(4.2%)、「その他」(5.5%)という結果だった。
なお、だまされた内容として、「昨今の買い溜め現象。ニュースやワイドショーでの報道があおりにつながり、家に十分な在庫があるのに不安感からつい買い足してしまう」(40代男性)、「武漢から入国した人が逃げ出してテーマパークに行ったという情報を半分信じてしまい、家族に教えてしまった」(30代男性)、「東日本大震災の際に石油コンビナートの火災で有毒な雨が降るというデマ情報を転送してしまった」(30代男性)、「熊本地震でライオンが逃げた。熊本在住なので洒落にならない、一瞬でも信じそうになった事を不快に感じた」(40代女性)などがコメントされた。
続けて、「それぞれのメディア/情報発信元に対しての信頼度を教えてください」と尋ねると、「非常に信頼している」「どちらかと言えば信頼している」の割合が最も高かった上位3つは「新聞」(55.6%)、「テレビ」(47.9%)、「ラジオ」(37.0%)だった。
さらに、「デマ/誤情報に踊らされないように行っていることを全て選んでください」と聞いたところ、「自分で調べる」(70.7%)、「複数のメディアを見る」(68.0%)、「情報の出元を確認する」(41.6%)、「自分で判断できるだけの知識を身に付ける」(38.8%)、「専門家の情報を参考にする」(30.9%)、「海外の情報を見る」(28.0%)、「周囲の意見を参考にする」(16.5%)、「その情報を書いた人に利害関係がないか確認する」(14.1%)、「その情報を書いた人の他の記事/投稿を確認する」(13.6%)、「その他」(2.7%)、「特に何もしていない」(5.6%)となっている。