シアタープロデュースチーム「Do it Theater」(ドゥイット・シアター)は、ドライブインシアターの実現に向けたプロジェクト「ドライブインシアター2020」のクラウドファンディングを開始した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ソーシャルディスタンスを保ったまま大勢で映画を楽しめる昔ながらの方法に再び、注目が集まるかもしれない。
クルマで観る映画に再注目
「ドライブインシアター2020」は新型コロナウイルス感染予防の啓発と映画をはじめとするカルチャーの活性化を目的とするプロジェクト。クラウドファンディングの目標額は250万円で、資金調達の期間は2020年8月7日までだ。ちなみに、4月13日の10:30現在で41万4,800円が集まっている。資金はドライブインシアターの運営とエンターテインメント業界および新型コロナウイルス対策基金への寄付に充当する方針。目標金額に到達しない場合は、自己資金で不足分を補って開催するという。
ドライブインシアターの第1回は、2020年5月に大磯ロングビーチ第一駐車場(神奈川県中郡大磯町)で開催予定。時期については、状況により変更の可能性がある。上映作品や参加方法などはまだ発表になっていない。
ドライブインシアターとは、クルマに乗ったまま映画が楽しめるサービスのこと。映像は駐車場に設置されたスクリーンで見て、音声はカーステレオで聞く。この鑑賞スタイルはアメリカで生まれ、1950年~60年にブームとなったそう。日本でも1990年代に流行したらしいが、今では体験する機会がほとんどなくなっている。
Do it Theaterは2014年秋、ドライブインシアター 浜松」で日本におけるドライブインシアターの復活を手がけて以来、「ドライブインシアター相模湖」「MINI ドライブインシアター」「Suchmos Drive in Theater」などを開催してきた実績がある。Amazon Prime Videoのオリジナルコンテンツ『バチェラー・ジャパン』ではドライブインシアターデートの部分を担当したそうだ。