新型コロナウイルス感染が明らかになったテレビ朝日の富川悠太アナウンサーがメインキャスター(月~木曜担当)を務める同局系ニュース番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~)が13日放送され、富川アナの代役として小木逸平アナウンサーが出演。また、富川アナとともにメインキャスターを務めるフリーの徳永有美アナウンサーも出演を見合わせ、森葉子アナウンサーが代役を務めた。

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番組冒頭、小木アナは「富川キャスターが新型コロナウイルスに感染していることが、おととい、わかりました」と改めて報告。「一緒に出演していました徳永キャスター、コメンテーターの皆さん、森川(夕貴)アナウンサーらは、スタジオ内や放送前の打ち合わせでも一定の距離をとっていて、現時点までに体調不良などは確認されていませんが、念のため出演を控えまして、しばらくはこちらのメンバーでお伝えしていこうと考えております。どうぞよろしくお願いいたします」と、森アナ、板倉朋希アナとともに頭を下げた。

続けて、富川アナについて「現在も入院中で、熱はありませんが、肺炎の症状が続いています」と説明。「番組では、繰り返し感染予防の重要性について訴えてきた中で、このような重大な事態になったことを非常に重く受け止めております」とし、「テレビ朝日は、スタッフの自宅待機や消毒などを行うとともに、保健所などと連携しながら、引き続き、感染の拡大防止と、出演者やスタッフらの安全確保に努めてまいります」と伝えた。

富川アナは、今月3日と4日、朝に検温したところ、38℃の発熱があったが、両日ともその後すぐに熱が下がったという。だが、7日には『報道ステーション』の本番中に痰がからむ症状があり、8日ごろから息切れを感じるように。9日、体温は平熱だったが、階段を昇ったり早歩きすると息苦しさを感じ、10日の朝も同じ症状が続いたため、都内の病院に入院。肺炎の症状があったため、11日にPCR検査を受けて陽性と判定された。