俳優の中村倫也が主演する日本テレビ系ドラマ『美食探偵 明智五郎』(毎週日曜22:30~)の第1話が、12日にスタートした【以下にネタバレがあります】。
私立探偵・明智五郎(中村)が類まれなグルメの知識を使って、殺人事件を解決しながら、殺人鬼へと変貌する主婦(小池栄子)と対決する同ドラマ。12日放送の第1話では、平凡な主婦が、世の中を震撼させる殺人鬼・マグダラのマリアへと変貌を遂げたきっかけが、明智五郎であることが明らかになった。
幕開けは、主婦が、明智に依頼した夫の浮気調査。調査の結果、明智は、夫が若い女の家で毎日1時間の濃厚なランチタイムを過ごしていたことを突き止める。調査報告を聞いた主婦の寂しげな笑顔に魅了された明智は“本当の自分”を解き放つべきだと声をかけた。 しかし翌日、主婦の夫が殺される事件が発生。主婦の犯行を直感した明智の前に、別人のように華やかな装いで現れた主婦は「夫婦にとってセックスと食事どちらが大切なのか」と問い、自分とは単調な食卓しか囲まなかった夫が若い女と素敵な手料理を堪能していたことが許せなかったと語る。
殺人を止められなかったことを後悔する明智だが、手にした酒には睡眠薬が盛られていた。「あなたが、解き放って下さったんです」と妖しく笑みを浮かべる主婦。「ありがとう、私の謎を解いてくれて」と意識が薄れゆく明智に、禁断の口づけをする。
一方、車で待ちぼうけを食らっていた苺(小芝風花)は異変を感じて明智の元へ。明智を叩き起こすと、主婦を追って崖へと急ぐ。しかし、主婦は明智と苺の目の前で崖から飛び降りた。
後日、明智の元にモナリザの絵ハガキが届く。以前訪れた主婦の家にもモナリザの絵葉書が…。そして、明智が主催する食事会の日、会場となったホテルの一室で若い男女の毒殺死体が発見される。ホテルの宿泊者リストにあった「Mary Magdalene(=マグダラのマリア)」の名前は、明智に届いた絵ハガキの差出人と同じ名前だった…。
次週19日放送の第2話では、カップル毒殺事件の調査に乗り出す明智が、事件の背後で糸をひく、殺人鬼として覚醒したマグダラのマリアに迫る。被害者の胃からは、ルームサービスでとっていた朝食には使われていないはずの“リンゴ”が検出されて…。“毒リンゴ”に込められた殺人犯からのメッセージとは。