和歌山電鐵は5月9日、貴志川線のダイヤを全面的に改正する。運転士をはじめとする人員の確保が難しくなっており、就労・就学人口の減少にともない利用者数も減っていることから、平日13本、土休日5本を減便する。

  • 和歌山電鐵が5月9日に貴志川線のダイヤ改正を実施

夕方以降の列車は原則として和歌山~貴志間の運転とし、平日の下りは伊太祈曽駅止まりの列車を6本から1本に変更。夕方から夜間にかけて和歌山駅を発車する下り貴志行はパターンダイヤとなり、平日17~21時台と土休日18~21時台はすべて和歌山駅を毎時7・37分発となる。22時台は2本から1本に減便する。

朝の時間帯、伊太祈曽駅始発の上り和歌山行において、平日の伊太祈曽駅6時30分発・9時29分発と土休日の同駅8時59分発の運転を取りやめ、和歌山駅始発の下り伊太祈曽行も平日の和歌山駅6時40分発・9時40分発、土休日の同駅9時9分発の運転を取りやめる。あわせて平日に貴志駅を6時4分に発車する上り和歌山行を新設し、平日6時台に貴志駅を始発駅とする列車を現行の1本から2本に増やす。

これらのダイヤ改正により、1日あたりの列車本数を平日は現行の95本から82本に、土休日は現行の83本から78本に減らす。