俳優の窪塚俊介が11日、オフィシャルブログを更新し、肺がんで前日に亡くなった映画作家・大林宣彦さん(享年82)を偲んだ。
窪塚は『転校生 -さよなら あなた-』(07)をはじめ、数々の大林監督作に出演。監督にとって最後の作品となった『海辺の映画館 ―キネマの玉手箱』にも出演していた。
窪塚は、「大林宣彦監督が亡くなられた。実感なく、思考も心もまったく追いつきません」と落胆しつつ、「素人同然の自分に一から映画の優しさを教えてくれ、今でも学び続けさせてくれていた」と感謝も。
「あと三十年は映画を撮るとおっしゃっていた」と大林さんの言葉を思い浮かべながら、「新作の公開日ですよ」と結んだ。
『海辺の映画館 ―キネマの玉手箱』は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、先月31日に公開延期が発表。当初の公開予定日は、大林さんが亡くなった日と同じ4月10日だった。