お笑いコンビ・EXITのりんたろー。と兼近大樹が9日、木曜MCを務めるインターネットテレビ局・AbemaTVの報道番組『AbemaPrime』(毎週月~金曜21:00~23:00)に出演。兼近は、ベビーシッターの経験から“産後うつ”の原因を推測した。
番組では、7人に1人の女性が患っていると言われる“産後うつ”について取り上げ、“理想の子育てとは何か”をテーマに議論を展開。ワンオペ育児の影響から“産後うつ”になってしまった当事者として出演した薗部陽花さんが実体験を語った。
薗部さんの話を聞いた兼近は、ベビーシッターのアルバイト経験を通してさまざまな家庭を見てきた立場から「十家族十色というか、『いろんな形がある』というのをまずは意識してもらうのが大事だと思う」と述べ、「理想と現実のギャップに苦しんでると思うんですよ。特に今SNSとかで『この家族はこういう幸せそうな家庭築いてるな…』とか、いいところばかり見えちゃったりする。それと比べて『自分って今何してるんだろう?』とか、『私いつも1人で子育てだけしてるな。オシャレなカフェ行けてないな…』とか。そういう差で悩んだりするんですよ」と推測。
また、昔と比べて共働きの家庭が増え、夫婦関係を保つために“家事分担”や“家事代行サービス”を頼むなどのプロセスを踏む必要があるという意見に対して、兼近は「夫婦関係もそうですけど、僕が気になってるのは“夫側のお義母さん”とか。そっち側に気を遣っちゃうパターンもあるんじゃないかって」と指摘した。
そして、「(お母さんたちの)お話を聞いていると、『私が他者に育児を頼るせいで、夫側の親族に悪いように言われるのが嫌だ』とか。そういう悩みもあるので、日本全体でそういうサービスを使いやすい状況、『使ってもいいんだよ』って全員が言ってあげられる状況を作る事が大切」と訴えた。
これを受けて、りんたろー。は「僕は兼近くんとしゃべるまで古い考え方だったというか…。さっきも(VTRで)、『自分の子供愛せない』って話があったと思うんですけど、『自分の子供を愛せないってどんだけなの。人としてまずいよ、欠陥があるよ』っていう考え方だった。でも兼近くんとしゃべってから、愛せないこともしょうがないと思いましたし、『まわりに甘えていいんだ!』っていうことを知りました」と兼近の意見を聞いて、子育てに悩む母親に対する考え方が変わったと明かした。
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