ヒビノは、JBL PROFESSIONALブランドのアクティブモニタースピーカーで、Bluetooth受信に対応した「104-BT」の3年保証モデル「104-BT-Y3」を4月24日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は税別22,600円前後を見込む。カラーは黒と白の2色。
既存の「104-BT」に、ヒビノ独自の1年保証を加えた3年保証モデル。Bluetooth入力を備えることで、スマホなどの音源をワイヤレス再生できるため、音楽制作の効率がアップするという。Bluetoothのバージョンは、通信範囲が広くデータの転送速度も速い5.0を採用し、安定した接続を実現。コーデックはAACとSBCに対応する。
低域ドライバー(114mm径ウーファー)の中心に、高域ドライバー(19mm径ツイーター)を配置した同軸構造のスピーカーユニットを搭載。「明確な音像定位とクリアで色付けのない自然な音質で、原音を忠実に再現する」という。内蔵パワーアンプはクラスD30W+30Wの高出力で、ドライバーの性能を最大限に引き出す。これにより、小型ながら最大音圧レベルは104dB SPLを実現する。背面にはバスレフポートを搭載し、別途サブウーファーを用意することなく量感のある低域を再現する。再生周波数帯域は60Hz~20kHz。
マスタースピーカーとエクステンションスピーカーで構成し、アンプや外部入力など、全ての機能をマスタースピーカーに集約。マスタースピーカーの前面に音量調整つまみやヘッドホン端子、ステレオミニの入力端子を搭載し、背面には、出力レベルの高い業務機用のバランス型標準フォーン入力端子と、出力レベルの低い民生機用のRCA入力端子を備え、接続機器に応じて選べる。エクステンションスピーカーは電源が不要で、シンプルな配線で使える。
卓上のPCをベースとした制作環境に対応するためにコンパクトな設計とし、わずかなスペースに収まるようにした。また、卓上に直接置いたときに正確なモニター性能を発揮できるよう、指向角度を120度×120度まで広げて、リスニングポイントを大幅に拡張している。底面には振動による音質の劣化を抑える、ゴム製のパットも装備する。
AC電源で動作し、消費電力は5W(1/8出力、ピンクノイズ)。本体サイズは153×125×247mm(幅×奥行き×高さ)で、重さはマスターが2.1kg、エクステンションが1.8kg。ステレオミニとRCAの変換ケーブル(長さ約1.5m)や、マスターとエクステンションをつなぐ約2mのスピーカーケーブル、電源ケーブルが付属する。