大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は10日、大阪市長からの要請を踏まえ、今週末の4月11・12日は土曜・休日ダイヤの2割程度を減便して運行すると発表した。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大で大阪府などに緊急事態宣言が発令される中、大阪市内において感染が急速に広がっており、市民にさらなる外出の自粛を促すため、大阪市長から列車運行の減便要請があったという。大阪市高速電気軌道も、「この危機的な状況のなか緊急的な対応として、不要不急の外出抑制を促すことにより、市民およびお客さまの命を守る」ため、今週末の2日間、土曜・休日ダイヤの2割程度を減便して運行することとなった。
減便の対象となる路線は、御堂筋線、谷町線、四つ橋線、千日前線、長堀鶴見緑地線、今里筋線とニュートラムの7路線。他社線と相互直通運転を行う中央線と堺筋線は通常の土曜・休日ダイヤで運行される。同社は来週以降の土休日の運行に関して、「今回の状況を踏まえ対応を検討してまいります」としている。
なお、御堂筋線と相互直通運転を行う北大阪急行線(千里中央~江坂間)では、4月11・12日の2日間とも「千里中央駅・桃山台駅・緑地公園駅・江坂駅を発着する列車は通常通り運行いたします」(北大阪急行電鉄)とのこと。