JR九州は8日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、列車の利用減少やイベントの中止・延期などが今後も続くと予想されることから、一部運転休止とする在来線の列車を拡大すると発表した。

  • 福岡地区の鹿児島本線でも、快速・普通列車の一部が運休に

同社はすでに九州新幹線を中心に一部運転休止を発表しており、今後は在来線で運休する列車の本数も増えることになる。

特急列車は、4月11日から5月10日まで運転を予定していた「かいおう」の定期列車38本、5月6日に運転予定だった臨時列車「九十九島みどり」6本を追加で運休とした。定期列車の期間運休を決めていた特急「ソニック」「にちりん」は、ともに5月2~6日の臨時列車も運休とする。すでに運休を発表していたその他の特急列車についても、運休期間を5月6日または5月10日まで延ばす。

快速・普通列車も、4月11日から5月10日まで鹿児島本線(門司港~久留米間の快速、福間~博多間の普通列車)で計112本、筑豊本線(黒崎~直方間の普通列車)で計126本を運休。同期間に特急「にちりん」計51本、普通列車計98本で運転区間の変更も行う。特急「かわせみ やませみ」は4月24日から5月10日まで弁当販売を中止する。