LINEは、新型コロナウイルス感染症の影響拡大を受けて、2020年3月に見られたユーザーの利用動向についてレポートを公開した。利用が大きく活発化しており、国によって緊急事態宣言が出されたことや、全国的な休校措置、リモートワークや外出自粛などによって、利用者のソーシャル・ディスタンスが強まったことが要因だとする。
特にユーザー全体の中で最も利用率が高まったのが10代のユーザー。スタンプ送信回数はユーザー全体で約21%増加したところ、10代ユーザーの伸びは約65%に上り、ビデオ通話は全ユーザーで約34%利用回数が増えたところ、10代のユーザーは約80%も利用回数が伸びたとのこと。
LINE NEWSは約140億PV、月間アクティブユーザー数で約7,100万人を数え、どちらも過去最多を更新。LINE特有のNEWS利用形態として、LINE NEWSのURLを同サービス内トークでシェアする動きが多く見られ、特に休校要請が行われた2月27日には、前日比約1.5倍ものシェアがあったという。
さらに新型コロナウイルスへの関心が高まりを受けて、同アプリ検索エンジンである、LINE Searchの利用も大きく増加。「新型肺炎」「コロナ」を含む検索ワードの使用率が急増したという。10代では前日比5倍、20代では4倍、30代では2倍以上となり、ここでもLINEにおける10代ユーザーの関心が浮き彫りになった形だ。