パーソルキャリアは4月9日、ファッション・アパレル業界の「転職理由ランキング」を発表した。調査は2019年1~12月、「クリーデンス」の転職支援サービスに登録したビジネスパーソンのデータを対象に行われた。
調査結果は以下の通り。2019年の1年間に転職を希望した人の転職理由は、「スキルアップ・キャリアアップしたい」(22.7%)、「金銭面(年収が低い・賞与が出ない)」(20.0%)、「他の業種や職種にチャレンジしたい」(13.5%)、「今の職場では自分のキャリアを実現できない」(9.8%)、「会社の将来に不安や不満がある」(9.5%)、「休日が少ない・ワークライフバランスを大切にしたい」(9.0%)、「会社都合、契約の終了」(7.7%)、「シフト制などでなく、週休二日・土日休みを希望する」(6.5%)、「長く安定的に働きたい」(6.2%)、「もっとやりがいが欲しい」「正社員・会社員になりたい」(5.4%)という結果だった。
また、職種別で転職理由を見てみると、ほぼ全ての職種で「スキルアップ・キャリアアップしたい」が1位という結果になり、そして、店長・販売職が「金銭面(年収が低い・賞与が出ない)」を理由に転職をする割合が最も高く、7職種のなかで唯一「スキルアップ・キャリアアップしたい」の割合を上回った。
続けて、年齢別で転職理由の上位5位の内訳を見ると、どの年代でも「スキルアップ・キャリアアップしたい」が上位を占めた。そして、20、30代は金銭面でのこだわりから、転職を決意するケースが多く、逆に50代は「今の職場では自分のキャリアを実現できない」の割合が高くなった。